ひがまない、そねまない、ねたまない
ひがまない、そねまない、ねたまないことの重要性
あるいは、相手をうらやましいと思うあまり、相手に悪いことが起これと思ってしまうときすらあります。そねみです。
さらに、他人の幸せと比べて、自分の不幸に焦点を当てて嘆くことがあります。それは、ひがむ心です。
ねたむ、そねむ、ひがむは、悪いけれど、だれでも持ってしまう感情であり、人間の弱さです。この習性は、人を豊かさから遠ざけます。エネルギーが費消されるので、ねたむ人、そねむ人、ひがむ人から、チャンスやお金は逃げていきます。
それらは貧しい心です。貧しい心、邪悪な心と無縁な人はいないのですが、心がけで小さくすることはできます。お金に恵まれて、豊かな人生を生きたいと思われるなら、貧しい心を自覚して、それを解放してあげたらいいのです。
たとえば、こんなときです。
競争に勝った同僚を讃えられますか
同僚が昇格しました。自分も競争関係にあったので、すっごく悔しい。とても相手を祝福する気持ちになんてなれない。それは当然の反応です。仕方ありません。ただ問題は、その後の反応です。
気持ちを切り換えて、同僚を祝福できる人は、お金にも恵まれる人です。
祝おうとする、喜んであげたいと思う。その努力が大事なのです。
あるいは、こんなときはどうでしょう。
投資で儲けた人を祝福できますか
後輩が株で大儲けをしました。自分にはそんな体験はなかったし、これからもないかもしれない。心の中では、「マネーゲームでもうけるなんて、ケシカラン」と思っているかもしれません。でも、そんな心の葛藤は表に出さずに、彼の幸運を喜んであげたらいいのです。人の喜びを共感できる人になりましょう。そうなれなくても、努めましょう。
そのおおらかさが、あなたにチャンスを引き寄せ、ステップアップさせるステージに導きます。生来の自分のエネルギーが発揮できれば、だれでも成果を残すことができ、その成果の象徴がお金なのです。
勝間さんも「三毒追放」を推奨
あの勝間和代さんも、「ねたむ、いかる、ぐちる」を三毒と称して、「ねたまない、おこらない、ぐちらない」という行動パターンを推奨しています。三毒の中でも、最悪なのが「ねたむ」ことだと書いています。妬むのは、ある意味、自己正当化のためです。すなわち、「あいつがうまくいっているのはずるいことをしているせいだ」とか、「あいつがうまくいっているのは運がよく恵まれていたせいだ」ということで、自分の尊厳を守るため、自己正当化に走るのです。(『起きていることはすべて正しい 運を戦略的につかむ勝間式4つの技術』ダイヤモンド社刊)
そうして、ねたむ代わりにとるべき行動を、次のように勧めています。
~妬みの対象になりそうな人をしっかり分析して、敬意を払い、相手の実績や努力の中で、参考になるところをどんどん取り込み、一歩でも近づける努力をしていくのです。(中略)自分ができないことをできている人がいた場合、妬む暇があったら、その人の行動をとことん分析して、自分の方法論として手前に引き寄せてくるようにします。(同上)
うらやましい人を、うやまい、目指す
私のお客様でも、勝間さんの「三毒追放」に努力されて成功された人がいます。うらむことをやめると人間関係が改善して、良い出会いに恵まれ、チャンスが増えることから、自然の金運にも恵まれます。本当に、ねたまない心がお金を引き寄せるのですね。