投資で大事なことは自分の感情をコントロールすること

投資で損をしても、投資方法が間違っていなければ、時間をかけて待つことで、いずれは元本を回復するときが来ます。「すべては時間が解決してくれる」それは歴史が証明していることです。しかし、頭では分かっていても待てないのも人間です。理屈では分かっていても辛抱できないのは、感情的になっているからです。

投資で損をしても、投資方法が間違っていなければ、時間をかけて待つことで、いずれは元本を回復するときが来ます

投資で損をしても、投資方法が間違っていなければ、時間をかけて待つことで、いずれは元本を回復するときが来ます


そこで、傷ついた心を癒すことができれば、損失も無かったことにすることができます。人は自分が作った妄想に苦しむ動物ですから、投資で大事なことは自分の感情をコントロールすることなのです。

これまでも失敗から学んできましたね

成功者は失敗から学んだ人たちだという名言があります。失敗しない人は成功もしないのです。あなたが自分の失敗を認め、その原因を突き止めることができれば、次からはもっと上手に危機に対応できるはずです。

投資で自分が一皮むけるための貴重な体験をしたと思えば、今の喪失感は必要な授業料かもしれません。損失をした経験を今後のための貴重なリソースを手に入れるために起こったことと、肯定的にとらえてみましょう。

過去の失敗に比べたら絶望的な損失でないですよね

確かに損をすることは痛いです。しかし、私たちはこれまでも稚拙な失敗や判断ミスから、いくつもの損失を繰り返してきました。最短の道をノーミスで歩んで来た人などいないのです。投資の世界でも同じでしょう。

日本人は生涯に数億円のお金を稼ぎ、そして使うのです。人生の選択(進学、就職、結婚、育児、医療、相続)で、数千万円の機会損失をこうむっている人が普通だと思います。それに比べたら、投資の損失などまだ可愛いものではありませんか?そして、これからでも取り返せる金額ではありませんか?

この損失は何年で取り戻せますね

先ほど、損失を授業料と言い換えましたが、この授業料は耐え抜いた人には返金される仕組みになっています。では、いつ返金されるのか?それは元本を回復したときですね。投資の損失に絶望的になる気持ちは分かりますが、それを取り返すのに具体的に何年かかるのか、回復に要する期間を計算すれば、「なんだそのくらいのことか」とあっけらかんとする人はいます。

たとえば、株価の暴落で半分に減ってしまった資産が元の金額に戻るのは、期待収益率が年8%だとすれば回復には11年かかります。それを短いと感じるか永いと感じるかは、その人の年齢によります。だから、時間のある人はリスクを負って平気だし、先の時間のない人はリスクを避けた方が良いわけです。

回復のスピードを速めるために新戦法を考えませんか

損失が回復するのを待つとはいっても、同じやり方ではダメで、手法を従来のスタイルから少し変える必要があるのかもしれません。回復を早める新しい戦法もあるはずです。たとえば、債券から株式に重心を移す、投資先を変える、為替リスクをヘッジしない投資からヘッジする投資へ、などなど。

損失に落ち込んでいるヒマがあったら、そうした回復を早める新しい選択肢を探し続ける探索、研究の時間に充ててはどうでしょうか?無為にへこんでいる空しさより、新しいことに挑戦する楽しさの方が、自分を明るくしてくれると気付いたら、あなたはきっと変われます。

ピンチはチャンスなり

ピークで買ってボトムに落ちた人は絶望しているかもしれませんが、ボトムで買う人にとっては夢いっぱい希望いっぱいの相場なワケです。見方を変えれば、現状が明るくも有望にも見えます。損失に腐らずに、さらに資金を投入できる人が勝ち上がっていきます。

絶望するのも希望を持つのも見方次第となれば、勝てる見方を選ぶことが当然ですよね。見方を変えて、自分の感情を明るくしてください。

時間をかけて報われなかった投資はありません

暴落にはいくつもの歴史があります。1929年の金融恐慌、オイルショック、同時多発テロなど。すべてに共通していることは、いつも時間の経過が解決してくれてきたという事実です。どんな暴落も時間の経過がかならず埋め合わせてくれてきました。なぜなら、人類の歴史は、発展の歴史であるからです。

常に、人は価値を創造し、より快適な社会を築くために前進を続けてきています。それは、同時にインフレの歴史であったことを意味します。価値は創造され、経済は拡大し、価格は上昇するのです。マーケットでの短期的な騰落に一喜一憂するよりも、人類の普遍的な価値創出に乗った投資をして、枕を高くして眠りたいものです。

歴史を振り返り今の豊かさに感謝してください

投資で損失を抱えながらも、私たちの生活はゆるぎません。会社に行けば仕事があり、小銭を出せばなんでも買うことができ、家庭には小さな幸せがあり、明日も平和に朝を迎えられようとしています。日常の平和に勝る幸福はないわけで、それを手に入れている私たちは永い人類の歴史から見れば、まるで全員が王様のような豊かさを享受しています。

もし、今の経済環境に不安を持つ人がいたら、もう一度、歴史を学んでください。生命が初めて誕生した40億年前、人類として歩き出した20万年前、農業を始めた1万年前、産業を興し金融が拡大した250年前、何万人の犠牲の上で平和の大切さを知らされた75年前、拝金主義の空しさを突きつけられた30年前、そしてただ生きていることがいかに幸福かを知らされた7年前。私たちは歴史を振り返ることで、心の平静を取り戻せることがたくさんあります。

いかがでしたか?投資では感情が大事ですから、良い感情を持ち続けるためのセルフコントロール術を身につけてください。

ただし、いくら気分や感情が大事とはいうものの、間違った投資方法をしていたら、どんなに市場が回復しても報われません。もしかたら、今のイヤな感情は、現在の投資方法を見なすべきという警告かもしれません。投資が独善に陥っていたのなら、軌道修正をする絶好のチャンスです。
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