フレンチやイタリアンでのお行儀はとても自然で、そして愉しんでいらっしゃいますが、寿司店での振る舞いについては、意外と自信がない方が多いようです。東京・四谷の名店「すし匠」店主の中澤圭二さんにお伺いした、スマートに堂々と振る舞える女性になるためのノウハウをご確認ください。


NGなお客様とは?

美しい芸術の一品。壊さないで頂きましょう

寿司は壊さないで頂きましょう

■香水やトワレの香り
和食は繊細な香りを愉しむものですから、余計な香りはNGです。

特に、カウンターで隣に座られた方はなおさら迷惑です。例えご自分のお気に入りの香りであっても、いつでも状況を読むことはマナーの基本ですね。

■握りを注文しない
おつまみばかり召し上がっていて握りを一向に頼まないというのは、寿司職人としてはガッカリとのことです。

■話に夢中
会話ばかりで、なかなかお寿司に手をつけない方もご注意下さい。久しぶりに会って会話を楽しみたいのであれば、ゆっくりと心ゆくまで話のできるお店を選んで下さいね。

■噛み切る、剥がす
握りは、ご飯とネタが合わさって一体感のあるもの。その完成された美しさを頂くのが醍醐味ですから、噛み切って召し上がるのはNG。

また、剥がしたネタにお醤油をつけて召し上がるのも絶対に避けて下さい。


もっと寿司を愉しむポイント

■コハダと穴子を注文する
「寿司屋では、玉子を食べればその店が判る」などと言われますが、玉子焼きは他で購入しているお店もあるので、コハダと穴子を召し上がってみるのがお勧めとのこと。たとえ大手チェーン店であっても、このふたつに関してはまず自分のお店でつくっているので、注文してみる価値があるでしょう。

■手で食べる
握りをお箸で召し上がる方も多いですが、直接手で召し上がると、手での感触も味わえて「もうひとつ得」ができます! 何より「お寿司を食べている」という感覚を十分味わえますね。

■食べ時を知る
魚の美味しさは「鮮度」だけでなく「食べ時」というのも大切な要素です。例えば、マグロでしたら5日~1週間寝かせた時。白身のヒラメやカレイでも、新鮮でコリコリとした食感の時でなく、その魚本来の「味」が出てきた時です。本当の魚の美味しさが判っていらっしゃると、寿司をもっと愉しめることでしょう。
 

寿司店そのものの愉しみ方

■「職人芸」「舞台」や舞台を見に行く気持ちで
食べに行く、だけではなく、「職人芸」「舞台」を観に行く、という感覚で訪れるのもよいでしょう。

■場数を踏む
また、いろいろなお店を訪れてみて、ご自分にピッタリ合った感覚のお店を見つけるというのも愉しいですね。
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