壮大なストーリーに支えられたSFエンタティメント
『トゥモローランド』(2015年度作品)かつて秘密のバッチを手にした少年は、万博のディズニーアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」に乗車すると、秘密の扉が開き、彼は未来都市へと飛ばされる。そして現代。ケイシー(ブリット・ロバートソン)は秘密のバッチを手にすると、景色が変わることに気付く。そして彼女も未来都市へ。この未来都市にはどんな秘密が?
子供向きかと思いきや、意外にも壮大なストーリーに支えられたSFエンタティメント映画なのです。
ディズニーランドは仮の姿、その目的は別にあったというのが、この物語の鍵になっています。ジョージ・クルーニーは冒頭で秘密のバッジを手に入れて未来都市へ飛ばされる少年の中年になったときの姿。彼とケイシーが、バッジ繋がりで出会うのですが、二人と行動を共にするのがアテナ(ラフィー・キャシディ)という美少女です。少年とアテナが出会ったときも、ケイシーと出会ったときも、アテナの風貌は変わりません。ってことは……。
あとは映画を見て確かめてください。あら不思議!というタイプのファンタジーではなく、どちらかといえばSF好きや都市伝説系が好きな人こそ楽しめる映画かも。
(C) 2015 Disney Enterprise,inc. All Rights Reserved.
人気のアトラクションを映画化した2本!
『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003年度作品)ブラックパール号の海賊に誘拐された美しい娘(キーラ・ナイトレイ)を助けるために、鍛冶屋の青年(オーランド・ブルーム)が一匹狼の海賊ジャック(ジョニー・デップ)とともに、ブラックパール号の海賊と闘いを繰り広げる物語。
ジョニー・デップの人気を決定づけたディズニー映画実写版。ジョニー演じるジャック・スパロウはいい加減さやズル賢さがありながらも愛嬌と色気があり、そこが女子の心を掴んだのでしょう。女子はジャックのような少しワルな男にサラリと優しくされるとドキドキしちゃいますからね。
お姫様を助けるために闘う二人の騎士という構図も女子の妄想力を高めますね。愛とユーモアとスリルを詰め込んだ冒険活劇らしい演出はエンタメの王道。人気があるのもうなずけます。
監督:ゴア・ヴァービンスキー 出演:ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ジェフリー・ラッシュほか
『ホーンテッドマンション』(2003年度作品)
仕事人間の男(エディ・マーフィ)がひさびさの家族サービスの最中に、仕事がらみで古い屋敷へ家族で行くことに。そこで彼らは999人の幽霊に遭遇するハメになるというホラーコメディ。
ディズニーランドのホーンテッドマンションに入ったことがある人なら、なおさら楽しめるはず。ランドのホーンテッドマンションの幽霊たちがスクリーンデビューしたような感じですから。このアトラクションの気味悪いけどどこか惹かれる、面白い!という魅力は、映画でもしっかり堪能できますよ。
映画ファンの注目はテレンス・スタンプ。幽霊屋敷から彼が登場するシーンなどワクワク。立っているだけで不気味な雰囲気を漂わせるところは、さすが名優です!
監督:ロブ・ミンコフ 出演:エディ・マーフィ、ジェニファー・ティリー、テレンス・スタンプほか
>次のページでは、おとぎの国へと連れてってくれるディズニーの実写映画をご紹介。