プラグの形状は日本とほぼ同じ
見た目には日本とほとんど変わらないカナダのコンセント
カナダやアメリカは、日本と同じ
Aタイプと呼ばれるもので、一目見ただけだと形状はほぼ同じです。実際には片方が少し大きめなので、カナダのものを日本に持って行くと、差し込むことができませんが、日本のプラグが左右対称で、カナダの差込口の短い方の長さに合致しているので、そのまま差し込むことができます。
アースのついた三極式のプラグ
また、カナダは3Pコンセントと呼ばれる三極式で、かまぼこの断面のような差込口がもうひとつあります。これはアース用で、大きな家電製品のみで利用されるものなので、電子機器や一般の家電用品では使用することはほとんどなく、特に気にする必要はありません。
このように、日本のプラグをカナダのコンセントに挿して、そのまま使えそうな感じですが、電圧が少し異なります。
カナダの電圧は日本より少し高めの110~120ボルト
100-240ボルト対応のACアダブター。日本で販売されているものであっても、世界仕様のものは英語表記のみの場合あり
その差が10~20ボルトと小さいため、日本の電化製品をそのまま使っても短時間なら大丈夫、と言われています。実際に現地在住の日本人は、掃除機やホットカーペット、炊飯器など、日本のものをそのまま持ち込んで使っている人も珍しくありません。ただし、これは完全に自己責任。これで故障しても保証の対象外です。それだけならまだしも、旅行者がホテルで同じことをすると、最悪の場合、ホテルの電気系に損害を与えたり、熱を帯びて火事の原因になることも考えられます。
やはり電気機器は正しい方法に従って使用したいところ。海外どこでも使える100-240ボルトの設定のものを購入して使うのがベストです。家電量販店では、海外旅行に使える電気機器のスペースを用意している店も数多くありますので、こうしたところでは簡単に商品を見つけることができます。
また、PC、スマホ、タブレット、デジカメなどの電子機器は、ACアダブターを介して充電するものがほとんどで、アダプターが全世界仕様の100-240ボルト設定になっているものが大半です。こうした製品なら、そのまま使っても何の問題ありません。