経済的自由を求めて、会社を辞めたキヨサキ氏
金持ちになりたい人がぜひすべきこと
金持ちになりたかったら、税法を学び、それを自分に有利になるように利用できることがとても重要なのです。面倒だと思うかもしれません。でもそれによって、「あなたにとっての最大の支出」を減らし、その分をあなたの富を増やすことに使えたらいいなと思いませんか?
さて、金持ち父さんが私に教えてくれた第1の教えは、「金持ちはお金のためには働かない」でしたね。その教えには続きがあって、それは「金持ちは、お金のために働くのではなく、お金を自分のために働かせる」ということでした。これはどういう意味でしょうか。
あなたがお金のために働いている場合、つまり誰かに雇われて働いている場合、力は雇い主の手の中にあります。一方、あなたが「お金を働かせている」場合、力はあなたの手の中にあり、そのお金をどう使おうとあなたの自由です。
良い会社に就職することを望む「貧乏父さん」
金持ちへの近道は
「会社の階段を登るより、その会社のオーナーになればいいのに」
金持ち父さんは、こうも言っていました。「自分の会社を持て。そのためにはお金やお金に関する法律について学び、賢くならなければならない。賢くなれば、それほど人生につつきまわされなくなる」ここに、自分の会社を持つべき本当の理由があります。
私がお金について金持ち父さんのもとで学び始めたとき、私はまだ9歳の子供でした。「自分の会社を持て」という金持ち父さんの言葉の本当の意味は、正直全然わかりませんでした。自分にはとうてい不可能なことのように思えたし、怖いようなワクワクするような気持ちでしたが、まさか将来本当に自分のビジネスを持つことになるなんて想像もできませんでした。
金持ち父さんの存在がなかったら、おそらく私は何の疑問も持たずに貧乏父さんのアドバイスに従っていたことでしょう。金持ち父さんがそばにいて、「自分の会社を持て」と繰り返し教えてくれたからこそ、私はその考えを持ち続け、他の人とは違った道を歩むことができたのだと思います。自分の将来のために誰を「人生の先生」に選ぶかは、とても大事なことです。
15歳か16歳になる頃には私は、自分は貧乏父さんの勧める道には進まないと心に決めていました。「自分の会社を持て」という金持ち父さんの教えをどうやって実現したらいいのかはまだわかりませんでしたが、とにかく学校の同級生たちとは違う道を行くということははっきりわかっていました。この決心が、その後の私の人生を変えたのです。
金持ち父さんの「自分の会社を持て」という言葉の意味がよくわかってきたのは、20代半ばになってからでした。その頃の私は海兵隊を除隊し、ゼロックス社でコピー機を売っていました。給料は良く、営業成績が上がると昇進昇級の話もありました。でも私は、会社をやめて自分の会社を始める道を選びました。なぜかって?その話は次回に。「経済的自由への旅」を始めた私の実体験をお話しましょう。
今あなたがお金をいくら持っているかは問題ではありません。あなた自身の将来のより良い経済状態のために、今あなたが何をするかが問題です。お金について楽しく学びましょう!
★金持ち父さんのエッセイは次回に続きます!
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ロバート・キヨサキ氏
「金持ち父さん」日本オフィシャルサイト
http://www.richdad-jp.com/