優待品の中にある「裏ワザ」的な使い方

桐谷さんの優待券を使うテクニック

桐谷さんの優待券を使うテクニック

「優待品のなかには、“抜け道”ともいうべき裏ワザ的な使い方ができるモノもあるんですヨ」と桐谷さん。キーワードは、“用途が限られているようで、実は使い勝手の良い商品”。例えば、こんなモノが――。



おこめ券は、米を買うためだけにあらず!?

「その筆頭が、おこめ券です。お米の現物同様、人気のある優待品ですが、米を買う意外に使い道がないと思っている人も意外と多いようで、先日も、ある優待族の女性がおこめ券をたくさん余らせていると言っていました。実は、おこめ券は、一時のスーパーやドラッグストアなどで使える所もあるんですヨ。例えば、セイジョーという薬局(お米を売っている店舗)やドンキホーテで通常の買い物同様に使えます。私は、みらべるという近くのスーパーで使っていますヨ。先日は、きんぴらと種なしぶどうなどを買って443円分の買い物をしたのですが、お米券が440円なので3円ほど現金を払いました。現金同様におこめ券が使えるスーパーはあちこちにあると思うので、よく行く店や近隣のスーパーなどをチェックしてみてはどうでしょうか。ちなみに、ビジネスホテルの東横INNの支払いにもおこめ券が使えるようですネ。ほかにも、健康食品の通販会社のティーライフはどんな金券でも支払可能。テレカでもOKなんです。使い勝手が悪いと思っていた金券類も、意外な場所で使えることがあるので、手持ちの金券の使用場所をもう一度確認してみてはいかがでしょう?」

さらに、似たような使い道の金券なら、こんな風にまとめてしまう手も――。

「私は、ビッグカメラ<3048>とコジマ<7513>の株をもっているのですが、ビッグカメラは1000円の金券、コジマは2000円ごとに500円割引してくれる優待券がくるんです。ビッグカメラとコジマでは、たいてい同じようなモノが売っているので、どうせならひとつの店でまとめて買い物をしたい。なので、ビッグカメラの金券を金券ショップに940円で売って、そのお金を使ってコジマで買い物をすることで無駄をなくしてます、ハイ」

また、優待銘柄ではないものの、優待銘柄同様の株を狙うといった変わり種“裏ワザ”もあるそう。

「優待があると公表していないけれども、優待のように商品がもらえたりする会社もあるんです。いわゆる“隠れ優待”と呼ばれるものですが、こういった株をみつけて株主になるという方法も。優待族のブログなどを検索すれば出てくるので、興味のある人は探してみてはいかがでしょう? 例えば、フジ住宅<8860>という大阪を地盤にした不動産の会社がそう。アンケートに答えるなど、ちょっとしたひと手間はあったと思いますが、玉ねぎ2キロか、すだち1キロのどちらかがもらえました。ここは、株価が今600円くらいで、配当利回りで4%以上もありますから、隠れ優待と合わせると利回りはかなりのものになりますネ。パチスロ大手のユニバーサルエンターテインメント<6425>も、1万円相当のモノが届きます。そういった企業を狙うのも、面白いんじゃないでしょうか」

★桐谷さんの連載は次回に続きます!

桐谷 広人さんプロフィール
1949年広島県出身、将棋棋士・投資家。日本テレビ系のバラエティ番組『月曜から夜ふかし』で現金を使わず、株主優待のみで生活をする姿が話題になった。現在はテレビ、雑誌、書籍などで幅広く活躍し『桐谷さんの株主優待生活』など著書多数。

取材・文/西尾英子 撮影/松本英明
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