梅雨時こそ楽しい、鎌倉散策

雨が多くジメジメした梅雨の季節は、旅行には適さない気がしますが、アジサイの名所の多い鎌倉は、観光ベストシーズン。山と海に囲まれた湿潤な鎌倉の土地はアジサイの生育に適しており、市内のあちこちに咲くアジサイ目当てに多くの観光客が鎌倉を訪れます。

アジサイの咲くお寺や神社が多い鎌倉は、梅雨時の散歩にピッタリ

アジサイの咲くお寺や神社が多い鎌倉は、梅雨時の散歩にピッタリ


中でも、「アジサイ寺」といわれる北鎌倉の明月院や、高さ9m余りの巨大な観音像を本尊とする長谷寺がアジサイの名所として知られますが、ほかにも、この時期限定の特別公開を行っているお寺やアジサイのきれいな神社があるので、ご紹介したいと思います。

まずは、JR横須賀線の北鎌倉駅に下り立ち、東慶寺へと向かいます。

東慶寺 本堂裏手のイワガラミ特別公開

北鎌倉駅には、下りホーム側に臨時改札がありますが、東慶寺へ向かうには上りホーム側の正規の改札を出ます。駅から目の前を通る県道(鎌倉街道)を左のほうへ歩いて行くと、3~4分ほどで、右手に東慶寺の入口が見えてきます。

東慶寺は、駆込み寺・縁切寺としての歴史を持つお寺。今年(2015年)は、東慶寺を舞台とする、井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を原案とした映画『駆込み女と駆出し男』が話題になっていますね。

アジサイは、同じ北鎌倉の明月院が有名ですが、東慶寺もアジサイやハナショウブの数が多く、梅雨時の境内はとても華やかになります。

本堂裏手の岩壁に咲くイワガラミ(6月1日からの一般公開に先立ち、2015年5月29日に特別に撮影させていただきました)

本堂裏手の岩壁に咲くイワガラミ(6月1日からの一般公開に先立ち、2015年5月29日に特別に撮影させていただきました)


そして、この時期の東慶寺で、ぜひとも見ておきたいのが、期間限定で特別公開されている本堂裏手に咲くイワガラミ。普段は立ち入ることのできない本堂裏に、イワガラミの公開期間中は上がらせていただくことができます。

順路に従い本堂の裏手にまわると、岩壁一面を覆うようにヤマアジサイに似た白い花が咲いています。たくさんの木が生えているように見えますが、よく見ると、1本の木から多くの枝が分かれ、イワガラミの名前のとおり、岩にからみつくように枝をのばしています。

ヤマアジサイに似た白い花を咲かせる

ヤマアジサイに似た白い花を咲かせる


このイワガラミは約30年前に植えられ、10年ほど前から一般公開をはじめました。今では特別公開を心待ちにしている人が多く、公開がはじまると本堂前に長蛇の列ができる人気だそうです。

さて、イワガラミを楽しんだら、本堂を出て境内奥へと進んで行きましょう。左手には数多くのハナショウブが花を咲かせています。その先の墓地へと続く石段手前で右側の岩肌を見ると、小さな紫色の星形の花がたくさん咲いています。イワタバコですね。

イワタバコ(2015年5月29日撮影)

イワタバコ(2015年5月29日撮影)


なお、イワガラミは、下記リンク先の日程で、平日1日2回、休日は1日1回の時間を区切っての公開ですので、時間にあわせておでかけください。

イワガラミ公開日・時間(2015年) 
→ http://www.tokeiji.com/info/iwagarami2015/

<DATA>
■東慶寺
住所:鎌倉市山ノ内1367
拝観料:200円
アクセス:北鎌倉駅より徒歩4分
地図 → http://www.tokeiji.com/guide/