100年店ランチ/東京の100年店ランチ

都寿司(すし/日本橋蛎殻町/創業1887年)

“すし店はこうあって欲しい”と感じる板場からの威勢のいい声……今回は日本橋蠣殻町のすし店「都寿司」をご案内します。

菅野 夕霧

執筆者:菅野 夕霧

100年店ランチガイド

水天宮前駅から近い日本橋蠣殻町のすし店「都寿司」

同店店頭

同店店頭

老舗店の多い甘酒横丁などがある人形町や水天宮付近のエリア。地下鉄半蔵門線の水天宮前駅6番出口をまっすぐ進んで2分程度の場所に、すし店「都寿司」があります。住所で言うと日本橋蠣殻町で、茅場町駅からも近い立地です。

大きな新大橋通りに面した同店は、一見小さな街のお寿司屋さん風情。それほど威圧感のある店構えではないですね。気軽に立ち寄れそうな印象です。

創業は1887年(明治20年)

看板に掲げられた同店のキャッチフレーズ

看板に掲げられた同店のキャッチフレーズ

都寿司の創業は店名看板にも記載されていますが、1887年(明治20年)です。そんな同店が営業を開始した1887年とは、どんな時代背景だったのでしょうか……。

この年の出来事に、時に首相、伊藤博文邸での仮面舞踏会があります。行き過ぎた欧化政策への反感を買うなどの動きにもなったイベントです。日本初の上水道が横浜に完成。江戸から明治に入っても、まだまだ木造家屋の時代ということから、東京日本橋や富山の大火の史実が残るのもこの年のこと。そんな中、都寿司もその歩みを始めています。

では、日本橋蠣殻町の老舗すし店へと参りましょう。
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます