アウトドア/アウトドアを楽しむための準備

アウトドアお出かけ前の虫刺され対策(2ページ目)

山やキャンプ場に限らず、公園や家の庭でも、これからの季節の悩みの種は、虫刺され。自然豊かな場所に行けば、虫たちにたくさん出会います。アウトドアでせっかくの楽しい時間を台無しにしないために、なるべく虫に刺されないコツや、虫に刺されたときの対処法などについて学んでおきましょう。

渡部 郁子

執筆者:渡部 郁子

アウトドアガイド


ポイズンリムーバー

いずれにしても、天然成分で作られた虫除け商品はディート入りのスプレーと比べると効果が弱いので、虫よけ対策をしても、完全に刺されないとは限りません。刺されてしまったときは、ポイズンリムーバーを使うと症状を軽減できます。
ポイズンリムーバー

ポイズンリムーバー


虫に刺されると、患部が腫れたりかゆみが続きます。体内に入った毒液を取り除くことで、かゆみや腫れを軽減できるのですが、そのためには刺された直後に毒液を吸いだすことが必須です。アウトドアのお出かけの際に、常備しておくと便利です。

たとえば蜂やブヨ、蚊に刺されたときも使えます。そのほかムカデや毒蛇にも有効です。

ブヨに刺されて腫れた足首

ブヨに刺されて腫れた足首

私自身の体験としては、ポイズンリムーバーが手元にないときに口で毒を吸い出すこともあります。その際は、くれぐれも吸い出した毒を飲み込まないよう注意して。以前ブヨに刺されたとき、刺されて放置した足首は2倍に膨れ上がり1ヶ月ほど痛みと腫れが続いたものの、直後に毒を吸い出すことができた腕のほうは、蚊に刺された程度の腫れで2~3日で治りました。


赤ちゃんの虫刺され

赤ちゃんが初めて虫に刺されると、アレルギー反応を起こして患部がじゅくじゅくになり、とびひに発展することがあります。息子が初めて蚊に刺されたとき、かゆがることもなく数日特に気にもならなかったのですが、数日後に患部がただれて驚きました。とびひになると、ひとつの患部から全身に広がり、完治まで時間がかかることもありますので、赤ちゃんの最初の虫刺されには注意が必要です。ちなみに2度目以降は、刺されてもじゅくじゅくになることはありませんでしたし、2歳になる頃までは蚊に刺されてもかゆがるそぶりをみせませんでした。蚊を媒介にした感染症などの危険もありますので、子どもへの虫よけ対策はしっかり準備しておきたいものですね。


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