心を癒してくれる緑の美しい風景、頬をなでる心地よい風。自然豊かな場所は居心地が良いので、多様な生物たちが暮らしています。たくさんの虫たちとの出会いは、その場所が豊かな生態系を維持していることを示しているともいえます。なかよく共存しながら空間を楽しみたいものですが、中には人を刺す毒虫もいます。刺されると不快なかゆみが続く蚊、大きく腫れあがるブヨ、アレルギー反応やショックを起こすと命の危険につながる蜂などには、なるべく刺されたくないもの。アウトド アに出かけるまえに、虫刺されを予防するグッズの準備や、刺された後のケアについて学んでおきましょう。

アウトドアに出かける服装

虫刺されの予防のためにも、長袖長ズボンは有効です。中には服の上から刺されるときもありますが、肌をなるべく露出しないことで、刺される機会が多少減らせるかもしれません。

蜂は黒いものに寄ってくる習性があるので、黒っぽい服装を避けたり、頭髪を帽子で隠すなどの対策もあるのですが、たとえ黒い服を避けても、急に出くわしたときなどに相手がびっくりして攻撃してくることもありますので、必要以上に近づかない、なるべく刺激しないように気をつけるなどを心がけましょう。

虫よけスプレー

市販の虫よけスプレーにはたいてい「ディート」という成分が含まれています。虫よけとして効果が高いのですが、人体への影響も報告されているため、6ヶ月未満の赤ちゃんには使用できません。周りに人がいる場所で、ディート入りの虫除けスプレーを盛大に撒き散らす人をたまに見かけますが、小さなお子さんがいる場所では使用を控えましょう。

ブヨはきれいな水と空気のあるところにしか住めないといわれています。蜂は環境指標として注目されています。人間よりも小さくて弱い虫たちにとって、ディート入りの虫よけスプレーは殺虫剤のようなもの。虫刺されはなるべく避けたいですが、アウトドアを楽しむための虫よけ対策なら、ディートが入っていない虫除けスプレーをおすすめします。
虫除けアロマスプレー

虫除けアロマスプレー


たとえば、虫が嫌がる天然成分を使って作られたアロマの虫除けスプレー。パーフェクトポーション(オーストラリア)は、全国のアウトドアショップでよく見かけるようになりました。ラベンダー成分が入っているため赤ちゃんへの使用は生後6ヶ月以降となっていますが、肌に直接つけなくても、服や持ち物にスプレーすることで虫よけ対策が可能です。

ドイツ・マリエン薬局の「蚊よけ・かゆみ止めローション」は、刺されたあとのかゆみ止めとしても使えるスグレモノで、新生児から使用が可能です。
蚊よけ・かゆみ止めローション

蚊よけ・かゆみ止めローション


蚊取り線香

おなじみ、天然除虫菊の香りで虫を寄せ付けない虫よけグッズ。最近は殺虫剤を含んだタイプもあるので、商品を選ぶときに注意してみてください。殺虫剤を含むタイプはディート入りスプレー同様、小さい子どもが多くいるような場所では注意が必要です。キャンプやフェス、畑仕事など、一ヶ所に滞在する場合に周辺に焚いて、虫を寄せ付けません。

虫よけアロマキャンドル

蚊取り線香と同様、一カ所に滞在する場合に周辺に焚いて虫を寄せ付けません。虫が嫌うシトロネラの香りが一般的で、独特の香りが漂います。