何を隠そう、ガイド自信、深いペットロスを抱えたままに日々を過ごしています。よって、今回の記事は、ガイドの私的な考え方によるものであり、すべての人に通じるものではないということを前もってお断りしておきます。

人生の局面における濃密度と愛犬の存在との関係

ほんとうの天使となった愛犬

深いペットロスに陥った人ほど、次の犬を迎えるまでに時間がかかるという意見もある。しかし、「一生に一度の犬」というのもいいのではないだろうか。/(c) LINDA☆LINDA

ペットロスとは?というような野暮なことをここでは言うつもりはありません。

ペットロスは、家族や恋人など近しい相手を亡くした喪失感とは似て非なるものと思います。何故なら、「家族が死んだより辛い…」と感じる人も多く、「愛犬は家族同様、人生のパートナーだ」と言いつつ、やはり人間とは違うからでしょう。

生き物として種が違うからこそ、彼らを思い量ってやらねばならず、それだけ自問自答することも多いわけですが、にもかかわらず、保護者的立場とは裏腹に、場合によっては意識せずとも精神的に彼らに頼ってしまう部分もあるのではないでしょうか。そんな私たちに、犬たちは純粋な瞳をもって絶大な信頼を寄せてくれます。そして、時に人間以上の、または人間からは得られない愛や信頼、勇気、優しさ…諸々のものを与えてくれます。ある意味、包容力があるのは人間より犬たちのほうかもしれません。

大事な愛犬が亡くなって、悲しくないという人はいないでしょう。しかし、その悲しみの深さや受け止め方は人それぞれ。深いペットロスに陥る人も珍しくありませんが、これまでの経験から、ガイドはこう考えています。善かれ悪しかれ、その人にとって人生における重要な時期に共に過ごした犬は特別な存在になる。だから、喪失感も悲しみもより深くなるのではないか、と。 

ペットロスという同じ経験をもつ人が1つの鍵になるかも

犬と暮らす人が増え、また犬を家族ととらえる人が増えるにつれ、ペットロスに陥るケースも増えていますが、それに伴い、近年では専門のカウンセラーを置くなどペットロスのサポートをする動物病院も増えています。しかし、いっぽうでは、「正直、何でもかんでも獣医師に頼られるのもきついところがある。ペットロスは繊細で微妙な心の問題であることから、特に経験の浅い若手の獣医師にとっては酷だ」という意見をもつ獣医師もいます。

それはともかく、“経験”というのは1つの鍵にはなるでしょう。中には、同じ家族であっても愛犬の死に対する悲しみに温度差があり、どうして犬のことでそこまで悲しむのか?と理解してもらえず、家族の中で1人孤立してしまうケースもあると思います。行き場のない心。しかし、まったく同じではなくとも、似たような経験をした人同士であれば、分かり合える部分もあります。そのような相手を見つけることができ、話を聞いてもらえることができれば、少しは気持ちのやり場もあるのはないでしょうか。心理カウンセラーに相談するにしても、知識として勉強しただけのカウンセラーと、同じようにペットロスの経験があるカウンセラーとではやはり違うと思われます。

悲しみや喪失感は内に込めず、解き放してあげたほうが少しは楽になりますが、そうした相手が見つからない場合には、愛犬への想いを綴ったり、愛犬のグッズを作ったり、何かの形で気持ちを外に出してあげることも1つの手です。ガイドは、「あのコのためにしてあげられることがまだある」、そう思うことでそうした作業を重ねました。

悲しみと愛しさは裏腹

だいすきだから、悲しくなる

だいすきだから、悲しくなる

そうは言っても、「時間」にさえ癒しきれない、解決できない悲しみや痛みもあります。「ペットロスを乗り越える、克服する」「悲しみは時が癒してくれる」、世間でよく耳にする言葉ですが、ガイドは素直には受け入れることができません。

「どこまでこの辛さが続くのだろう…」、そう思った時、暗黒の世界の崖っ淵に立っているような気分になったものです。しかし、いつからか、「この悲しみや苦しさもあのコが遺してくれたもの。ならば、この苦しささえ愛しい」、そう思うようになったのです。その時から、「ペットロスは乗り越えなくてもいい、克服しなくてもいいんだ。自分はこの痛みを胸に抱いたまま、あのコが迎えに来てくれるまで生きていくのだろう」と考えるようになりました。

深い悲しみや辛さがあるということは、裏を返せば、それだけそのコに対して深い愛情があるということ。そして、後悔のない死などありません。愛犬に対して後悔していることがあるとすれば、それもまた愛情があるからこそ。悲しみに苛まれながらも、ガイドは、「あのコのことを世界中で一番愛しているのは、この私だ!」と心の中で思い切り叫ぶようにしています。そして、愛犬のあれこれを思い出し、笑い、涙します。

人は2度死ぬと言います。1度目は肉体の命を失った時、2度目は人々から忘れ去られた時。その時にほんとうに死ぬのだと。だから、ガイドは愛犬のことをずっとずっと想い続けます。そうすれば、愛犬はガイドの中でずっとずっと「生きて」いるのですから。

今、ガイドの心の中には、愛犬に対して2つの言葉があります。「ごめんね」と、それ以上の「ありがとう」。写真の愛犬に向かって「ありがとう」と呟くと、彼女はニコッと笑ってくれるような、そんな気がするのです。



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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。