ACO CHiLL CAMPとは
2015年から始まった「ACO CHiLL」は、「子どもが主役のアウトドアイベント」という特徴のある音楽フェスでしたが、名前に「キャンプ」が加わり、キャンプスタイルで参加できる春フェスとして存在感を増しました。
会場は富士山のふもと「富士山樹空の森」、天気がよければ雄大な富士の姿を眺められるロケーションと、子どもが楽しめるアスレチック遊具、溶岩樹型や雪上車など富士山に関する学びの展示物、温泉施設などがそろっている大型の公園施設です。
親も子も満足のステージラインナップ
アコチルキャンプのステージに登場するアーティストのラインナップは、ほかのフェスとはひと味違います。2018年の出演アーティストは、1日目がEテレでおなじみ、DJみそしるとMCごはんからスタートし、お笑い芸人のCOW COW、くまだまさしや、「ピタゴラスイッチ」のテーマ曲で知られる栗コーダーカルテットなどが登場。
2日目の大トリは、藤井フミヤ。「TRUE LOVE」や「ORION」を聞きながら、青春時代を思い出していたのは私だけではないはず。ステージからは、大人も子どもも思わず反応する、様々な音が届けられたのでした。
スポーツやワークショップなど多彩なコンテンツ
メイン会場のほかに、周辺グラウンド、フットサルコートなどを使って、元サッカー日本代表によるサッカー教室のほか、フットサルトーナメント、ラグビー教室、キックボクシング、フリスビー教室など、様々なスポーツチャレンジプログラムが開催されました。アスレチック広場にはワークショップブースが設けられ、フェイスペイントやクラフト工作、SUP体験など多彩で、ステージを見ている時間がなくなるほど。
このほか、会場から車で15分ほどの場所にある「キリンウィスキー蒸留所」を訪れる見学ツアーは、地元の事業者と連携したオリジナルの取り組み。特別プログラムで子どもも楽しめる内容になっていました。ステージもアクティビティも子ども向けの配慮があり、親子で参加するのが楽しいフェスでした。
会場周辺に専用キャンプサイト
会場から車で5分ほどの場所にある「やまぼうしキャンプ場」がキャンプサイトです。オートキャンプは、特設された牧草地を利用します。どちらからも会場までシャトルバスが運行し、会場とキャンプサイトへの行き来に苦労しません。オートサイトは特設なので、トイレが仮設なのは仕方ないのですが、会場内の公園トイレはとても清潔で快適なので、トイレが心配な初心者キャンパーは計画的にキレイなトイレを活用することをおすすめします。
会場に隣接する温泉施設
メイン会場のすぐ横に日帰り温泉施設「御胎内温泉」があります。キャンプ場に戻る前に立ち寄れば、日中にかいた汗も、汚れも、すっきり洗い流して寝ることができます。温泉施設内に飲食コーナーがあるので、夕食をそこで済ませてキャンプ場に戻る人も多いようでした。
授乳室や小さいお子様スペースも完備
会場内に、子どもがおもちゃで遊べるスペースや授乳スペースもあるので、まだ歩くことができない小さなお子さんも安心です。メインステージに屋根があるのも、子連れにとってうれしいポイント。とっさの雨にも、避難場所があるから安心です。コンセプトは「アソブ、オドロク、フジサン、キャンプ。」
のんびりと、芝生の上で遊びながら音楽を楽しむ。アスレチックで子どもと遊びながら、流れてくる音楽に耳を傾ける。きっと子どもたちも、自然や音楽が大好きな大人になることでしょう。子どもが主役のフェスという新しいコンセプトで、ファミリー向けのアウトドア音楽フェスの中でも独自路線を突き進むアコチルキャンプ。初心者でも気軽にアウトドアを楽しめる野外音楽フェスが増えていますが、親子でキャンプフェスを体験したい方に、特におすすめです。興味を持った方は、ぜひ来年ご参加ください!
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