ハスの花に出会うなら7月4週ごろがおすすすめ

鎌倉駅近くでしっとりした緑に包まれたお寺を訪れたり、海や、池を望むお庭のある光明寺で一息ついたり。変化に富んだこのコースはいつ訪れても楽しめますが、光明寺のハスの花を眺めたいなら、おすすめの時期は7月4週ごろです。
光明寺に咲くハスの花

光明寺に咲くハスの花


鎌倉駅から大巧寺を抜けて~四季の花咲くお寺

まずは、鎌倉駅東口から出発。まっすぐ歩いて横断歩道を渡り、突き当りを右折します。趣ある、大巧寺の境内を通り抜けさせていただきましょう。「おんめさま」とも呼ばれる、安産の神様をおまつりしているお寺。境内には、四季折々の花が咲きます。
大巧寺の門

若宮大路に面した大巧寺の門


7月ごろからは、キキョウの花が咲いているかもしれません。秋の七草の1つですが、意外とこんなに早い時期から花を咲かせるんですよ。
キキョウの花

キキョウの花
 

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■大巧寺
住所:神奈川県鎌倉市小町1-9-28
TEL:0467-22-0639
ホームページhttp://onmesama.ec-net.jp/play.html


本覚寺~8月にはサルスベリが見事に

境内を出た後突き当りを右折し、車道を歩きましょう。やがて、右手に本覚寺の門が現れます。本覚寺のあるところは、鎌倉幕府の裏鬼門(南西)にあたり、源頼朝が守護神の恵比寿神を祀った夷堂がありました。今も夷堂には、鎌倉・江ノ島七福神に数えられる夷神が祀られており、お参りすることができます。

日蓮上人は、流罪地の佐渡から鎌倉へ戻られた後、身延山に庵を結ぶまでの間ここに逗留したといわれます。その後1436年(永享8)に日出上人が、このお寺を創建しました。本覚寺には、日蓮上人のお骨が身延山から分けて納められており、東身延とも呼ばれています。境内には8月、サルスベリの大樹が紅色の花を咲かせます。
本覚寺のサルスベリ

本覚寺のサルスベリ
 

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■本覚寺
住所:神奈川県鎌倉市小町1-12-12
TEL:0467-22-0490
YAHOO!地図


滑川~キラキラ光る川を渡って

先ほどの門に戻って、正面の橋を渡りましょう。キラキラと水面を輝かせる川は、鎌倉の旧市内で一番長い、全長約5.6キロの滑川(なめりがわ)です。岩盤の上を水が滑るように流れることから、この名がついたといわれます。
滑川(なめりがわ)

滑川(なめりがわ)



妙本寺~木漏れ日の参道を抜けて

橋を渡ったら、正面の道を直進。やがて、妙本寺に到着します。総門をくぐって、木立に囲まれた参道へ。すがすがしい森の精気に包まれ、ひんやり、空気が冷たくなるのを感じます。木漏れ日の参道を進んで、階段を登っていきましょう。やがて、朱塗りの二天門が見えてきます。鮮やかな赤い門に、やわらかな緑のモミジの葉が映えて。
妙本寺の二天門

モミジの葉とのコントラストが美しい朱塗りの二天門


二天門をくぐるとすぐ、7月中旬ごろなら、明るいオレンジ色のノウゼンカズラの花が迎えてくれます。
妙本寺のノウゼンカズラ

妙本寺のノウゼンカズラ
 

このつる植物は、漢字で書くと「凌霄花」。凌は「しのぐ」、霄は「空」の意で、「空をしのぐほど高くよじ登って咲く花」という意味。英語では、ラッパのような花の形から、チャイニーズ トランペット クリーパ(Trumpet creeper)「中国生まれのラッパのような植物」と呼ばれているそう。夏の元気をもらえそうな、爽やかなオレンジ色の花です。
ノウゼンカズラの花

ノウゼンカズラの花


右手には、袖塚といわれる石塔があります。ここは、鎌倉幕府二代将軍・源頼家らの乳母であった比企一族の屋敷跡。北条氏との間の、将軍の後継者争いからこの谷は焼き討ちにされ、わずか6歳だった一幡も、炎の中で亡くなったといわれます。その着物の端をまつったのが、この袖塚といわれます。ひっそりとたたずむ石塔は、一族の悲劇を今に伝えています。
一幡の袖塚

悲劇を伝える一幡の袖塚


正面に堂々と立つ祖師堂に進み、お参りを。祖師堂には大きな回廊があり、森から吹く涼やかな風を感じながら、ほっと一息できます。
妙本寺の回廊

緑したたる妙本寺の回廊


境内にはモミジが多く、12月上旬~中旬ごろには紅葉も見事。4月にはやさしいピンクのカイドウが咲きます。

心ゆくまで緑の風を楽しんだら、妙本寺を後にしましょう。

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■妙本寺
住所:神奈川県鎌倉市大町1-15-1
TEL:0467-22-0777
ホームページ:http://www.myohonji.or.jp/