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専業主夫になりたい男性と結婚できますか?(2ページ目)

弁護士でタレントの大渕愛子さんと結婚した、俳優の金山一彦さんが「育児休業宣言」をしました。やはり「主夫=ヒモ」だという風潮は出ますが、これから結婚を考えている仕事が大好きな女性は、これを機会にパートナーシップのあり方を考えてみませんか?

久野 浩司

執筆者:久野 浩司

恋愛ガイド

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カナダにはイクメン、専業主婦は存在しない?!

そもそもカナダにはイクメンと言う言葉や意識は存在しません。それは、なぜだと思いますか?答えはとても簡単です。なぜなら、お父さんが育児に参加することは当たり前だからです。

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家族だからこそ個の強み、役割を考えてみる

さらに専業主婦という概念もほとんど存在しません。専業主婦への憧れや育児は女性の役割というのは日本的な考え方の特徴です。

生まれて間もない時期は働かずに育児に専念する女性はいますが、先の例のように女性がメインで働き、男性が育児を担うケースだって多々あります。


ここカナダでは男性が働いて、女性は家庭を守ると言う常識はないのです。つまり男女関係なく、それぞれが独立しています。結婚しても女性の方が稼いでいれば財布は別々(もしくはシェアー)の人もいます。

自立しているということは、男女の役割が対等と言うことです。日本でも今後、女性の管理職を増やしたり、子供ができても働きやすい社会を、などと声高にいわれてます。

しかし、まだ社会全体の風潮としては「男性が働き、女性は家庭を守る」と言う意識が根強く残っている気がします。

男性は稼いでナンボと言う価値観

カナダ移住後のボクは、毎日、子どもの学校への送り迎えをしています。こちらで会社に属していないので、それが可能なのです。昼の3時に学校へ行くと、驚くことに親の3割以上はお父さんで、毎日子供を迎えに来ています。

日本であれば、パパが昼にずっと家にいたり、毎日学校に迎えに行くと育児休暇を取る以前に、実は女性側であるママさん達から「あの人、何やってる人なのかしら?」と間違いなく噂されることでしょう(笑)。

実際に日本ではまだまだ男性は稼いでナンボという価値観があります。会社内で育児休暇を取るだけの問題でなく、そんな世間や社会の目に男性は躊躇してしまうでしょう。

独身女性が結婚して今までのキャリアを捨てたくないとは言っても、さすがに出会った時に「ボクは専業主夫として、あなたを支えるので育児は任せてください!」と宣言する男性とは結婚したくない女性が大半だと思いますが(笑)。

>最後に、うまくいく夫婦の理想の関係性とは?!
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