対話することの重要性
マネジメントにおいて、職場でのストレスや業務非効率の原因が、コミュニケーション不足にあるという場合が少なくありません。コミュニケーションを円滑に進めることは、どの会社や部署にとっても大きな課題でしょう。なかなかやっかいではありますが、多くの場合、実はちょっとしたきっかけで解決することができます。それは「対話する」ということ。そんなの当たり前すぎる、という方もいるかもしれませんが、あなどるなかれ。とはいえいきなり「対話しましょう」というのも仰々しいですよね。そこで取り入れたいのが「対話するトランプ」です。
過去の反省から生まれたコミュニケーションツール
コミュニケーションが驚くほど活性化する「対話するトランプ」
そして人事コンサルタントとして独立後、それまでの経験とノウハウを活かして、いかなるチームやグループにおいても容易に活用できるコミュニケーション活性化ツールを作ろうと、開発したのがこのトランプです。
「対話するトランプ」は、普通のトランプではありません。正確には、トランプサイズのカード50枚からなるカードゲームです。各カードには、数字ではなく、単語が書かれています。単語は、「人」「場所」「時」「事」「関係」「MIND」「問」7つのジャンル各7枚計49枚と、ジョーカーにあたる「可能性0/∞」です。
具体的に書かれているのは、「人」には「友人・知人」「母」など、「場所」には「家庭」「世界」など、「時」には「学生時代」「これから」など、「事」には「出会い」「別れ」など、「関係」には「好き」「特別」など、「MIND」には「行動」「表情」など、そして「問」には「なぜ」「もし」などの言葉です。カードゲームのやり方はいくつかあるのですが、ここではもっともポピュラーな使用法を紹介します。