エクシーガがクロスオーバー風に変身
今春、販売を終えたスバル・エクシーガに入れ替わるように登場したエクシーガ・クロスオーバー7は、エクシーガをその名のとおりクロスオーバー風に仕立てたモデルで、さらにエクシーガ同様、そして車名からも分かるように7人乗りが可能な3列シートモデル。
マイナーチェンジというよりも派生モデルが後を継いだような形で、2013年の東京モーターショーで「CROSSOVER 7 CONCEPT」が好評だったため、急ぎ市販化したそうだ。
また、エクシーガはオーストラリアに投入されていたが、このエクシーガ・クロスオーバー7は、国内専用モデルとなる。
外観は前後バンパーやホイールアーチ、サイドシルにクラッディングが施され、専用の17インチアルミホイールやルーフレールによりSUV風クロスオーバーらしい力強さを備えている。
タン色をメインとしたインテリアも印象的で、ルーグリーンステッチやピアノブラック調パネルや金属調の加飾により上質感を演出しているほか「ウルトラスエード+レザーシート」をオプションで設定している。
パワーは十分だがスマートな発進は慣れが必要
エンジンは2.5Lの直列4気筒DOHCターボで、173ps/5600rpm、235Nm/4100rpmという最高出力と最大トルクを発揮。ストップ・アンド・ゴーの多い街中でもトルクフルで出だしはいいが、SI-DRIVEを燃費重視の「I」モードにしても発進時は少し「飛び出し感」があり、ジェントルかつスムーズな発進には慣れが必要だ。
ディーラーでの試乗時やフル乗車時などでは、「お、出だしがいいな」と思わせるセッティングだが、現行フォレスターでも感じられる設定は、好みが分かれそう。
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