ダイビング器材の準備……手順とコツ

ダイビング器材の準備

ダイビングを安全&快適に楽しむ第一歩となるのが器材のセッティング。しっかりと手順を確認しておきましょう。

ダイビングを楽しむには、まずは器材を準備(一般的に「セッティング」と呼ばれます)する必要があります。水中という特別な環境で安全に、なおかつ快適に楽しむには、器材を適切に準備し、体にしっかりとフィットさせることが大切。きちんとセッティングができていないと、水中でタンクが外れたり、空気が充分に供給されずにトラブルにつながることもあります。今回は、レギュレーターとBCDをタンクに取りつける手順とコツを紹介します。
   

1. 使用するタンクをチェック

空気が充填されているタンクのバルブには、未使用であることを知らせるテープが巻いてあったり、カバーがかぶせられているのが一般的。まずはテープやカバーを外し、バルブを少しだけ開けて、空気が無味無臭か確認します。出てきた空気に臭いがあれば、空気が油分などで汚染されている可能性があるので、タンクを交換しましょう。なお、はがしたテープはメッシュバッグに入れて、あとでゴミ箱へ。タンクに貼りつけて潜る人もいますが、水中ではがれてゴミとなり、海の生きものが誤って食べてしまうなどの可能性があるので、おすすめできません。
 

2. BCDにタンクを取りつける

BCDのベルトでタンクをしっかりと留めます。緩いと水中でタンクが外れてしまうことも。BCDの種類によって留め方が異なるので注意しましょう。

BCDのベルトでタンクをしっかりと留めます。緩いと水中でタンクが外れてしまうことも。BCDの種類によって留め方が異なるので注意しましょう。

取りつけの際に注意するのは「タンクバルブの空気の出口側にBCDがくること」。逆につけると、レギュレーターの位置もおかしくなってしまいます。また、BCDのタンクベルトが乾いている状態でタンクを留めると、水中で緩んでタンクが外れてしまうことも。取りつける前にタンクベルトを水で湿らせておくと、しっかりとタンクを留めることができるのでおすすめです。

力がない女性は、BCDを寝かせてその上にタンクを置くと、力を入れてベルトを締めることができます。この場合もタンクのつける向きを間違えないように注意しましょう。また、BCDの取りつける位置が低すぎると、着たときにタンクに頭がぶつかる原因となりますので、高さもきちんと合わせておく必要があります。
 

3. タンクにレギュレーターを取りつける

タンクのバルブとレギュレーターがぴったりとつくようにセットします。

タンクのバルブとレギュレーターがぴったりとつくようにセットします。

レギュレーターのダストキャップを外して、タンクの空気の出口とレギュレーターのフィルターの部分がピッタリくっつくように取りつけます。このとき、タンクについているOリングがひび割れていないかどうかも確認しておくこと。ひび割れていると、そこから空気が漏れてしまうことがあるので、スタッフに言って交換してもらいましょう。また、レギュレーターを取りつける向きにも注意。「自分が吸うレギュレーターが、BCDを着たときに右側にくるようについているか」、「BCDにつける中圧ホースが左側にあるか」など確認しておきましょう。
 

4. BCDのインフレーターに中圧ホースをつける

BCDのパワーインフレーターに中圧ホースをセット。これで、タンクの空気をBCDの中に送り込み、水中での浮力調整が可能になります。

BCDのパワーインフレーターに中圧ホースをセット。これで、タンクの空気をBCDの中に送り込み、水中での浮力調整が可能になります。

次にBCDのインフレーターに中圧ホースを取りつけます。タンクのバルブを開いた後に取りつけようとすると、空気の圧力がかかり、力のない女性などは大変なので、このタイミングで取りつけておきましょう。しっかりと奥まで差し込み、引っ張っても外れないことを確認できたらOKです。
 

5. タンクのバルブを開ける

バルブを捻る向きは「開けるときは反時計回り、閉めるときは時計回り」。これはタンクのバルブに限らず、ネジやペットボトルのフタなどほとんどすべてのものに共通する特徴なので、覚えておくと役に立つはず。完全に開けたら、少しだけ逆方向に戻しておくのが一般的です。

タンクバルブを開けるときの注意点としては、「計器コンソールの残圧計の面を下に向けること」。これは万が一、高い圧力の空気で残圧計が破裂したときにケガをするのを防ぐため。しっかりと開けてから残圧計を見て、タンクの空気の量を確認します。レギュレーターできちんと呼吸できるかも確かめておきましょう。
 

6. ストラップやベルトを緩める

BCDを着る前に、カマーバンドや胸のストラップを外して、着やすいように広げておきます。もしBCDがショルダーベルトの長さを調節できるタイプのものなら、腕が通りやすいように緩めておくことがおすすめ。BCDを着る前にウエイトベルトをつけておくことを忘れずに。
 

7. バディと協力してBCDを着る

BCDを着るときはバディに手伝ってもらいましょう。自分ひとりで着ようとすると、ギックリ腰や腕がつる原因となります。BCDの左側にはパワーインフレーターがついており、絡まりやすいため、まず左腕を通して次に右腕を通すことがおすすめ。両腕とも通したら、ショルダーベルトや、カマーバンド、ストラップをしっかり締めて、体にフィットさせましょう。

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