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広くないリビングダイニングには兼用家具がオススメ(2ページ目)

マンションの間取り図で「リビング・ダイニング」と表記されている部屋でも、空間の広さや形によってはソファーセットとダイニングセットの両方を置くのが難しい時があります。そんな時はくつろぎ+食事ができる兼用家具「リビングダイニングソファー」を置いてはいかがでしょうか。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

どちらか一つを選択

十分な広さがない、もしくは部屋の形がよくないため、表記が「リビングダイニング」となっていながらソファーセットとダイニングセットの両方を置くのが難しい時、思い切って片方をあきらめ、どちらか一つを置くことをおススメしたいと思います。

例えばソファーセットはあきらめ、親戚や友人が集まっても対応できる大きなダイニングセットをひとつ置いて、くつろぎや団らん、食事を全てそこでまかなうという考え方です。これは、小さいソファーセット、小さいダイニングセットをぎゅうぎゅうに入れるよりも空間にゆとりができるのでおススメです。

兼用家具を選ぶ

いや、でもイスではなくソファーでくつろぎたいという人には、最近よく見かけるようになったソファーセットとダイニングセットを兼用した「リビングダイニングソファー」がおススメです。

リビング・ダイニングソファーの例。ベンチ形式。

リビング・ダイニングソファーの例。ベンチ形式。


リビングダイニングソファーの特徴は、イスはソファー形式で、セットのテーブルは天板が広く、足が長めというところです。従来のソファーセットのテーブルは来客時にお茶が出せれば良い程度だったので、テーブル面積は小さ目で、テーブルの高さは座った時のひざ程度と低めでした。リビングダイニングソファーは食事もするため、おかずを人数分置けるようにテーブルは広く、またテーブルは従来より高めでソファーに座ったまま食べるのにちょうどよい高さになっています。

テーブルに対しイスはL字型に、ベンチも

リビングダイニングソファーのソファーとテーブルの位置関係は、テーブルを挟んでイスを配置する従来の対面型もありますが、テーブルに対してイスをL字型に配したものも多く見られました。対面型は座って会話をするのに適した配置ですが、L型だとさらに距離が近くなり、より団らんを深めることができるでしょう。またテーブルの長辺の一方に、イスではなくベンチを配することで、来客などで人数が増えても対応できるようにしたものもあります。
L型配置+ベンチのリビングダイニングソファーセッ

ソファーをL型配置+ベンチのリビングダイニングソファーセット


現在都市部で分譲されているマンションの専有面積は60m2台、70m2台が中心となっています。その面積で2LDKや3LDKの間取りだと、リビングダイニングに十分な広さがないかもしれません。そのような時は、このような便利な兼用家具を置いて空間を有効活用することもぜひ検討してください。

【関連記事】
マンションの間取り研究(6) 横長・縦長リビング

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