2015年版atmosに聞いた、レディーススニーカーBEST5 [レディースシューズ・ブーツ] All About

第5位　M1300のDNAを受け継ぐ、ニューバランスM1400

スニーカー　2万5,000円（税抜）／New Balance（アトモス）

絶対的な履き心地とオーセンティックなデザインで人気を博す「New Balance（ニューバランス）」。その魅力の虜になった人は多く、ノームコアファッションのシンボルと呼ばれるスティーブ・ジョブズの足元は、いつもグレーのニューバランスでした。そんなニューバランスのフラッグシップモデルといえば、M1300。85年発売当時、スニーカーの値段としては超破格の130ドル（日本では3万9,000円）で売り出され、かのラルフ・ローレンに“スニーカーのロールスロイス”と言わしめたという逸話もあるほど。以降、ニューバランスはヘリテイジシリーズとしてM1300のDNAを受け継ぐスニーカーを展開しています。

こちらのM1400は、M1300に次ぐ品番として80年代半ばに開発されたにも関わらず、その画期的な構造のため量産化することができず、M1500がデビューした後の94年に、ようやく日の目を見ることとなったというモデルです。そんな紆余曲折のエピソードもあるモデルから、ニューカラーとしてオールグレイが新発売。どんなスタイリングにも合わせやすいカラーで人気となっています。

第4位　リボンがかわいい、アディダスオリジナルス　リレース

スニーカー　8,900円（税抜）／adidas Originals for atmos（アトモス）

2014年春夏、2014年秋冬シーズンに引き続き、アトモスと「adidas Originals（アディダスオリジナルス）」によるウィメンズエクスクルーシブコレクションの第3弾が登場。今シーズンも世代を問わず圧倒的な人気を誇る「RELACE（リレース）」を起用しています。

アッパーにクリームホワイトのキャンバス素材を使用し、内側には差し色のレッドを採用。インソールには同配色のストライプが施されています。また、特徴的なリボンはクリームホワイトとレッドの2色を付属し、その日の気分で取り替えが可能なので、コーデの幅が広がります。ミニマムなデザインでどんなスタイルにも合わせやすいアイテムに、フェミニンかつスタイリッシュなエレメントをミックスさせた、ファッション要素の高いスペシャルモデルです。

第3位　軽さとPOPカラーが目を引く、ナイキローシラン

スニーカー　7,500円（税抜）／NIKE SPORTSWEAR（アトモス）

スタイリッシュなデザイン性から、次世代のスタンダードの呼び声も高い「NIKE ROSHERUN（ナイキローシラン）」を生み出したデザイナーディラン・ラーシュによるデザイン。

履き心地は非常に軽量かつで快適で、アッパーを折りたたんで簡単に収納できるのが嬉しい。通気性に優れたメッシュアッパーはスタイリッシュで、これから本格的に訪れる夏にも快適です。抜群のクッション性と柔らかいIUフォームのミッドソールとアウトソールが特徴的。他にもホワイトやブラックなどカラー展開も豊富で、なおかつプライスもお手頃なので、買いの1足。

第2位　逆輸入人気のオニツカタイガー MEXICO 66

スニーカー　8,000円（税抜）／Onitsuka Tiger（アトモス）

日本生まれのブランド「Onitsuka Tiger（オニツカタイガー）」ですが、実は海外、特にヨーロッパで現在人気を博しており、日本でも再び注目を集めるようになりました。そんなオニツカタイガーのスタンダードモデル「MEXICO 66」を、着脱が簡単なヒモなしのスリッポンスタイルにアレンジした1足。最大の特徴は、かかと部分を踏んでも履ける2WAY仕様。同タイプのような2WAY仕様は、他では見受けられないオリジナリティ溢れるスニーカーです。

第1位　おしゃれな人は履いている、ナイキエアリフト

スニーカー　9,000円（税抜）／NIKE SPORTSWEAR（アトモス）

日本の足袋からインスピレーションを受けてデザインされた、1996年リリースの軽量ランニングモデル「NIKE AIR RIFT （ナイキエアリフト）」。その独特のフェミニンなシルエットが当時から女性ファンを魅了した異色のコンセプトシューズです。今回も発売と同時に女性を中心に好調な売上げを誇っています。もはやエアリフトを履いていればオシャレさんといった様相を呈しているとさえ感じます。盛夏に向けて、さらなる盛り上がりが予想される注目の1足です。

なぜブレイク？スニーカーブームの理由とは

atmosの店頭にはトレンドスニーカーがズラリ。多彩なシューズがランクインしましたが、アトモスの店頭では、全般的にホワイトスニーカーが人気を博しているようです。

スニーカーと言えば、90年代のハイテクスニーカーブームを思い出す方も多いでしょう。当時はもっぱら「ナイキ」のエアマックス95など、特定のスニーカーに熱狂し、履いて楽しむというよりは、収集していた印象です。ですが、今のスニーカーブームは、スタイリングアイテムのひとつとして、スニーカーを実際に履いて楽しんでいるからこそ、90年代よりもリアルで息の長いムーブメントとなっています。

その理由は今現在ファッションの世界で大きなムーブメントとなっている「ノームコア」の精神が中心にあるようです。「ノームコア」とは「ノーマル」と「ハードコア」を組み合わせた新語で「究極の普通」という意味です。これは元々米国のK- ホールというトレンド予測企業が作ったワードで、一般的にごく普通に着るような普段着のことを指します。

例えば、これまでサンローランのドレスにクリスチャン・ルブタンのヒールを履いていたファッショニスタが、ラフなTシャツにスニーカー姿で登場し始めました。クールで個性的なファッションで注目を浴びていた人が、集団と同一化する「普通」が素敵だと言っているのです。

ラグジュアリーからマスまで、マーケットを問わず好調なスポーツテイストの台頭で、これまでストリートの印象が強かったスニーカーが、シャネルやセリーヌといったラグジュアリーブランドのランウェイにも登場するなど、市場はさらに活気づいています。また、男女でシェアできる「クロスジェンダー」のスタイルを作れることからも、スニーカーは人気となっています。

また、昨今のランニングブームで、スニーカーに慣れ親しんだ人が多いことや、手頃な価格で購入できること、そして何より快適であることが、スニーカー人気に拍車を掛けています。

今季も街中で多くの人が履いているスニーカー。ノームコアや、肩の力が抜けたエフォートレスな装いがブームになっている昨今、スニーカーブームはもう少し続いていくと思います。また、大量生産・大量消費に象徴される「ファスト・ファッション」の隆盛に対し、良いモノを長く使う「スロー・ファッション」という運動が支持されつつある今、感度が高くて流行り廃りのないスニーカーは、買って損はないアイテム。今回のランキングを参考に、スニーカーを新調してみてはいかがでしょうか？

■atmos（アトモス）
東京都中央区銀座3-3-14 銀座グランディアビルII 1F
TEL & FAX ： 03-6264-4525
営業時間： 11:00 – 21:00
定休日：不定休

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