水沢 真の恋愛コラム

なぜ人は嫉妬に苦しむのか?(3ページ目)

有名なシェイクスピアのオセロで表現されている「愛に溺れながらも疑惑が頭をもたげ、疑いつつも激しく愛する」というのは愛と嫉妬が表裏一体なことからきているもの。焼きもち、怒り、苦しみ…、嫉妬はなぜ生まれるのか?そしてその嫉妬心は無くなることがあるのか?嫉妬が表面化しやすい浮気の問題と合わせてお伝えします。

水沢 真

執筆者:水沢 真

恋愛ガイド

  • Comment Page Icon

嫉妬心が無くなったら愛情消失のサイン

自分は自分。嫉妬を抱いたその時に相手に伝えることが、信頼関係をより強くすることも。

自分は自分。嫉妬を抱いたその時に相手に伝えることが、信頼関係をより強くすることも。

嫉妬心が芽生える引き金は、二人の関係に第三者が介入する浮気などから生まれることが多いもの。ですが、その嫉妬心は相手に愛情を持っているが故に抱く感情でもあるのです。

嫉妬心を抱いてしまった時は、あえてその感情を言葉や行動でストレートに恋人に対して伝えることで、パートナーの浮気を防止したり阻害したりすることもできるのです。

自分の中に芽生えた嫉妬心を伝える際に、感情として生まれた怒りや悲しみを相手にストレートに伝えることで、相手の同情心を刺激し、反省を促すこともできます。そして愛情の再確認にも繋がり、二人の関係性はお互いに平等であるフェアな関係へと導かれるでしょう。嫉妬感情の表出は、お付き合いしている恋人ならではの秘密のコミュニケーションにもなり得ます。

嫉妬から解放された自分に出会うためには?

嫉妬は一時的な感情ではなく、持続的な感情である事が多いものです。そのため、自分の中に芽生えた嫉妬・感情を相手に伝えた時、相手の心にも大きく影響を与え、それは同時に行動やお互いへの思いやりなどの気遣い・配慮にも繋がるもの。

ですが、嫉妬により相手だけを一方的に責め、一方的に相手のみをコントロールしようとすると、逆に相手に窮屈感や不満をもたらせるマイナス要因にも繋がるので、二人の関係は破たんの方向へと進んでしまいます。

二人の関係性を良好に、またより親密に継続するためには、時間の経過と共に、自分の中に芽生えた嫉妬に対し、まずは「自分に非がなかったのか?」ということもしっかり考えながら、自分自身で自分の心としっかり向き合い、問題を意識して解決の方法を探ることが大切です。

二人でお互いの感情に寄り添い、理解・受容していくコミュニケーションを強化することが、さらに親密的な関係性が生まれ、嫉妬心を抱きにくくする手段と言えるでしょう。

【関連記事】
恋愛における男女の異なる「ワガママの境界線」
私は本命?それともセフレ?クリアな関係を築く方法は
不倫に陥った時の心理状態とは?
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます