水沢 真の恋愛コラム

なぜ人は嫉妬に苦しむのか?(2ページ目)

有名なシェイクスピアのオセロで表現されている「愛に溺れながらも疑惑が頭をもたげ、疑いつつも激しく愛する」というのは愛と嫉妬が表裏一体なことからきているもの。焼きもち、怒り、苦しみ…、嫉妬はなぜ生まれるのか?そしてその嫉妬心は無くなることがあるのか?嫉妬が表面化しやすい浮気の問題と合わせてお伝えします。

水沢 真

執筆者:水沢 真

恋愛ガイド

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嫉妬の矛先を間違えると自分に不幸が襲ってくる

嫉妬の矛先を間違えて先行しすぎると、自分には孤独が待っているかも…

嫉妬の矛先を間違えて先行しすぎると、自分には孤独が待っているかも…

恋愛の中でも、特に「嫉妬」の感情が表面化しやすい問題と言えば「浮気」

お付き合いしている相手が浮気をしてしまった時、その嫉妬の矛先はお付き合いしている相手ではなく、恋人の浮気相手に向けられてしまうということを多く聞きます。

浮気の原因は、100%浮気相手によるものなのか?それとも自分の恋人が原因を作ってしまったのか?

確証を得ずして、昂った感情のみで浮気相手に嫉妬の矛先を向けてしまうと、ふたりの関係はどのような経緯で始まったのか?そもそもどんな関係なのか、などという事実からは目をそらし、浮気相手のみを責めてしまうことになります。

結果、恋人は信頼性に欠けるというマイナスな感情が生まれ始め、徐々に距離を置こうとする行動に出ては、逆に自分が振られてしまうという結果に陥ってしまうのです。

別離を選択してしまう浮気とは?

基本的に恋人関係を継続していく上で、浮気によって抱く男女の嫉妬の原因は、大きく異なることが心理学の研究結果でも明らかとなっています。

男性の場合は「肉体的浮気」、女性の場合は「精神的浮気」が相手に発覚し、その事実を知った時、激しく動揺します。自尊心を保つためには相手を許せない結果となり、別離を選ぶ傾向が多く見受けられています。

浮気が発覚した時に自分の冷静さが問われる

もし恋人の浮気が発覚し、嫉妬心が芽生えた場合には、自分だけで明確な結論は出さず、自分が抱いている感情と、二人の問題を明確に把握し、未来へ向けた話し合いをしたり、二人の関係を継続させていくために必要なルールを決めていくことが問題を解決するために重要です。

嫉妬の感情が生まれた時ほど、冷静になること。その上で、問題の焦点はどこにあり、どの部分を解決しなければいけないのか明確にすること。それが、嫉妬という感情を縮小させる一つの方法になるでしょう。

>>次のページに続きます。
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