付せんの問題点を解決してくれる「PENtONE(ペントネ)」
付せんは仕事では欠かせないツール。デスクの引き出しに入れておくのはもちろん、出先で使うことも多いので、ペンケースに入れているという方も多いと思う。ただ、これまでの付せんは結構場所を取るので、入れづらかったり、入れておいてもばらけたりということもあったりした。4月21日(2015年)にカンミ堂が新発売する「PENtONE(ペントネ)」は、そうした問題点を解決してくれる。
ペンとの相性がいいスタイル
まず、本体がペンと同じ長さになっている。軸の直径もほぼ同じだ。ただ、スッキリとしたペンスタイルではなく、横に1cmばかりのプレート状の出っ張りが上から下まである。このプレートは使い勝手の上で大いに役立ってくれる。この点は後ほど紹介したい。
出っ張りはあるものの、基本は細いペンスタイルなのでペンケースにも入れやすくなっている。
付せんが取り出しやすい
「ペントネ」の透明ボディ越しに3本のロール付せんが見えている。その端っこが先ほどのプレートにスタンバイ状態になっている。これがよく考えた作りになっている。裏返してみると分かるが、プレートには少しばかり凹みがついている。そこに指をかけると、付せんが簡単に引き出せる。真ん中のブルーの付せんを引っ張ってみる。1本の軸芯に3本のロール付せんがセッティングされているので、他の2本も一緒に出てきてしまわないかと心配したが、ブルーだけが出てくる。ゆっくりと引っ張っていると、あるところでカクンと感触が変わる瞬間がある。付せんには、1.2cm間隔でマイクロミシン目が入っている。この1.2cmというのが、先ほどの出っ張りプレートの長さと同じなのだ。
うまく出来ているのが、引っ張ってカクンと感触があるのが、ちょうどミシン目がプレートの端にきた時なのだ。これが実に不思議。プレート上の付せんを指で押さえてピリピリと切れば、キレイに一枚分の付せんが切り取れる。しかも、次に使う時のスタンバイもOKだ。
ミシン目1つ分でカットすると、1.2cm×4.2cmほどの小さい付せんサイズ。2枚分、3枚分をつなげて使えば、大きな付せんとしても使える。これまでは、サイズごとの付せんを持たなければならなかったが、これなら自分の好きな長さがで使える。
付せんは補充して使える
カンミ堂は「ココフセンカード」というカード式付せんも展開していて、特長のひとつに、付せんが補充できるということがある。今回の「ペントネ」もその点がしっかりと対応されていて、3本セットのリフィルが別売される。交換方法は、エンドキャップのうち「PENtONE」とアルファベットで書かれた方を外して交換していく。見た目は小巻なロールだが、0.38mmという薄いフィルムなので、「ペントネ」は1本で最大210枚の付せんが使える。多くの付せんがひと束100枚くらいなので、かなりの枚数が収容されていることになる。ロール式の付せんというのはこれまでもあったが、今回のものはスリムな携帯性、切り取りやすさなど色々な面で改良の手が加えられている。付せんの新しい形になっていく予感がする。
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*カンミ堂 ペントネ