正方形の間取りは難しい

一般に土地造成を行なって新規販売される土地は正方形のかたちより長方形のかたちをしたものが多いような感じがします。それは長方形の方が間取りも考えやすく、採光・通風も得られやすいからでしょう。

正方形のかたちをした土地は建物の中央部分のスペースが暗くなり、湿気や臭いがこもり、通気が悪く、間取りに自由度が生まれにくい印象があります。
広い敷地であれば中庭や光庭を設けることもできますが、敷地に余裕がない場合は無理です。

今回紹介する実例は、正方形の間取り(7.28m×7.28m)で中央部分に階段を配置して条件や問題をクリアした住宅です。

お施主さんの希望条件

お施主さんの条件は次のような内容です。

■施主の希望

  1. 将来独立を考えているので、敷地内に小さな事務所を建てたい。そのためのスペースを確保する。それまでは駐車スペースとする。
  2. 前面道路が4mで方位と採光を考えると、2階にリビング・ダイニング・キッチンとしたい
  3. 遊び心ある家をつくりたい
  4. 現在子どもはいないが、子ども室を2部屋つくり、今はワンルームとしておき、将来間仕切りをする。
  5. コストをかけないで耐震性のある家をつくりたい

■家族構成や敷地状況など
家族構成   : 夫婦(30歳台前半)
場所     : 千葉県
構造     : 木造2階建
敷地面積   : 162.81平米(約49坪)
1階床面積   :   59.86平米(約18坪)
2階床面積   :   56.31平米(約17坪)
延床面積合計 : 116.17平米(約35坪)

いよいよ次のページは間取りと工夫したポイントの解説です。