小石川植物園を抱く、第一種低層住居専用地域の低層レジデンス
敷地面積1万平米超 総戸数167邸の「インペリアルガーデン」が竣工
都心エリアでは、希少な第一種低層住居専用地域で1万平米を超える敷地面積を持つ「インペリアルガーデン」(住友不動産)が竣工しました。東側には小石川植物園があり周りは低層住宅街。山手線の内側とは思えない静けさを感じます。総戸数167邸の建物は、低層4階建て。落ち着きのあるアースカラーの外観、素材感のある自然石を採用し、都心邸宅に相応しい格調高いつくりに仕上がっています。
3方向が道路に囲まれた高台の角地という立地特性を活かし、開放的なランドスケープを構築しています。建物は、4棟で構成され窓先から緑や眺望が広がるプランニングになっています。
エントランスホールを抜け建物内部に入ると、居住者へのプライバシー面での配慮を感じます。一階共用廊下には、アルミルーバーが施され建物周囲の植栽の緑を感じつつ住居へと誘います。
アルミルーバーが目隠しの役割を果し、プライバシーを守ります。足元部分はオープンにすることで圧迫感を解消。こうした細やかさは、つくりてのこだわりを感じます。
2邸1基のエレベータ-にすることで、センターインのプランを実現
パブリックとプライベートを分けたプライバシーを守る住戸プランに
「インペリアルガーデン」の住戸プランの特徴に2邸に1基のエレベーターを配し、独立性を高めた住戸が多いことが挙げられます。小石川植物園側のボタニカルコートには、6基のエレベーター。南向きのアバンダントコートには、5基のエレベーターが設置されています。2邸1基のエレベーターで実現可能なプランで最も代表的なのがセンターインの両面バルコニープラン。中央に玄関を設けることで、寝室などの居室とリビングダイニングの動線を分け、プライバシーを守りやすくします。
「インぺリアガーデン」では、吹抜けを設けることで1階部分も共用廊下とのスペースを確保。独立性の高い住戸プランを実現しています。さらにセンターインの間取りでは、風の道を確保しやすいというメリットもあります。人通りを気にせずに、窓を開口できるため、気兼ねなく心地よい風を採り込むこともできます。
当然、風を十分採り込むためには、周囲が開放的で空地があることが必要です。「インペリアルガーデン」は、ロの字型の配棟で中央にスペースがあることで、各住戸へ採光や風を送り込むことを容易にしています。リビングだけでなく居室も開放感があれば、当然住み心地も増すでしょう。1住戸あたりのエレベーター台数が増える分、施工費や運営コストがアップすることにはなりますが、その分居住性も高くなることがこうしたプランニングの大きなメリットだと思います。
3月31日時点での契約戸数は、93戸。持家からの住み替えが4割強と比較的多いのは、居住性の期待への表れかもしれません。これから新緑が鮮やかな季節になっていきます。小石川植物園の自然を通り抜けた心地よい風を部屋内に採り込んでいくのではないでしょうか。