リフォームの見事な成功例
こういったリメイクの成功例にTBSの「ぴったんこカンカン」があります。ご存知のように、大元になっているのは1975年から10年以上にわたって放送された「ぴったしカンカン」です。諸々の権利関係から、タイトルが微調整されていますが、内容の方も負けず劣らず随所にリフォームが施されています。それでも基本フォーマットを守り続けていることが、昨今の保守的な視聴スタイルにはプラスに働いているように思います。昔からなじんできた番組のイメージでチャンネルを合わせてもらい、今の流れに沿った内容で最後まで飽きさせずに見せる。まさに理想的なリメイクじゃないでしょうか?
できればあの番組をリメイク!!
バラエティー番組というものは本来、常に斬新な企画で楽しませてくれるものだと、個人的には長年思ってきましたし、今もその考えは変わりません。ただ、世間の流れとしては目新しいものよりも、見慣れた顔ぶれで無難な企画が受けているように感じられます。だからこそ、往年の名番組にいま流のエッセンスを加えたリメイク・ブログラムが登場する絶好の機会がやってきたのでは。多くの人の記憶に残っている番組名には、一種のブランド価値が見出せるように思います。多少、タイトルをアレンジさせても問題ないことは実証済みですから。
思いつくままに挙げると「プロポーズ大作戦」、「なるほど・ザ・ワールド」、「テレビ探偵団」など、人気タイトルを復活させて、今に合った企画を詰め込んだものとかどうでしょうか? そういった意味では、昨年惜しまれながら終了した「笑っていいとも!」なんて、何としてもリメイクすべきタイトルでしょう。再びタモリ司会でとは言いませんが、名前負けしないバラエティーをリメイクしてもらいたいものです。