PR
ヘアケア/頭皮ケア・ヘッドマッサージの基本

あなたの頭皮にも潜む○○菌…!頭皮トラブル対策法

フケ、かゆみ、乾燥、におい、べたつき。頭皮の“5大トラブル”の原因はさまざまですが、菌の異常繁殖もそのひとつ。頭皮の菌はすべての人に存在するので、菌が原因で起こる頭皮トラブルは、けっして他人事ではありません!

田村 マナ

執筆者:田村 マナ

ヘアケアガイド

フケやかゆみ、乾燥、べたつき……根本的な原因は?

繰り返す頭皮トラブルに悩まされていないですか?

繰り返す頭皮トラブルに悩まされていないですか?

少し前までは“髪のダメージケア”に重点を置いたヘアケアが主流でしたが、最近では「スカルプケア」や「オイルマッサージ」など、頭皮に着目したケア方法が増えてきました。サロンではヘッドスパのメニューが充実し、雑誌などで特集を組まれることも多く、頭皮ケアへの意識は年々高まっています。

それでも、頭皮ケアをきちんと理解し、実践できている人は、まだまだ少ないのが現状です。フケや乾燥などの頭皮トラブルに対して一時的なケアができても、時間が経つとまたぶり返す…という人も、多いのではないでしょうか。

まずは、根本的な頭皮トラブルの原因について知りましょう。例えば、フケやかゆみ。これらは不衛生な頭皮に発生するとは限らず、また、清潔にしていれば必ず防げるというものでもありません。ぶり返すフケやかゆみといった頭皮トラブルは、頭皮のターンオーバー(新陳代謝)の乱れによっても起こります。本来は細かい粒子で頭皮から剥がれ落ちるはずの古い角質(フケ)が、ターンオーバーの乱れによって大きくごっそりと剥がれ落ち、目についてしまうのです。

また、ターンオーバーの乱れは頭皮のバリア機能の低下にもつながり、ひいては乾燥やにおいなどの頭皮トラブルの原因になります。それでは、より具体的に、頭皮のターンオーバーが乱れる原因についてご説明しましょう。

頭皮には、1cm2あたり数十万~数百万匹もの菌が存在する!

頭皮のターンオーバーが乱れる原因は、実にさまざま。いくつか考えられるものを挙げてみます。

●生活習慣の乱れやストレス

顔のお肌同様、頭皮にも、生活習慣は大きな影響を与えます。食生活の偏りや寝不足による血行悪化、過剰な皮脂分泌。ストレスによるホルモンバランスの乱れ……。それらすべてが、ターンオーバーの周期を乱す原因に。体やお肌に悪いことは、頭皮にだって悪いのです!

●過度なシャンプー、間違ったシャンプー
頭皮を清潔に保ちたいからといって、1日に何度もシャンプーをするのは逆効果。洗い過ぎは、頭皮に必要な皮脂までも奪ってしまい、乾燥や皮脂の過剰分泌を招きます。また、ゴシゴシと力任せに洗ったり、すすぎが十分でなかったりと、間違った洗い方もトラブルの元。

●マラセチア菌の異常繁殖
マラセチア菌の異常繁殖は頭皮トラブルの引き金に

マラセチア菌の異常繁殖は頭皮トラブルの引き金に

「マラセチア菌」とは、頭皮にいる常在菌のこと。皮脂をエサにし、食べカスとして脂肪酸を排出します。このため、マラセチア菌が異常繁殖すると、出過ぎた脂肪酸が頭皮に刺激を与え、ターンオーバーの周期を早めることに。その結果、外界からの刺激を受けやすい、弱い頭皮になってしまうのです。

実は、このマラセチア菌を始め、頭皮には1cm2あたり数十万~数百万匹(!)もの常在菌が存在するといわれています。数字だけ見ると驚きますが、この菌たちは、いて当たり前のもの。でも、ストレスや生活環境の変化などで異常繁殖した場合には、頭皮トラブルを引き起こす原因となるのです。加えて、マラセチア菌は、頭皮表面だけでなく、毛穴にも存在することが研究でわかっています。高温多湿でTゾーンの3倍もの皮脂腺がある頭皮の毛穴は、菌が繁殖するのに恰好の環境。菌が原因の頭皮トラブルは誰にでも起こり得ることなので、「自分は大丈夫」と思っている人は要注意ですよ!

正しいシャンプーで頭皮の“毛穴ケア”を

異常繁殖したマラセチア菌をケアするには、抗真菌作用があるシャンプーを使った“毛穴ケア”が有効です。これまで述べてきたとおり、頭皮の表面だけでなく、毛穴も、頭皮トラブルを引き起こしかねない菌が繁殖しやすい場所。お顔の毛穴にピーリングなどのスペシャルケアを施すように、頭皮にも、毛穴を意識した正しいケアをぜひ実践してください。

<シャンプーの選び方>
泥を使ったクレイシャンプーやオイルシャンプーなど、毛穴にアプローチするシャンプーにもいろいろ種類があります。なかでも、菌の繁殖による頭皮トラブルにオススメなのが、ご存じの方も多い「h&s」です。地肌ケア用として知名度が高いこのシャンプーの特長は、マラセチア菌のケアに優れた効果を発揮し、フケやかゆみを抑える「マイクロZPT*」という成分が配合されている点。加えて、マラセチア菌が隠れている毛穴にもくまなく行き届くよう、「h&s」による研究が重ねられ、独自の改良が施されています。頭皮の表面だけでなく毛穴までケアすることで、ぶり返しがちな頭皮トラブルを予防してくれるでしょう。
*ジンクピリチオン液

<シャンプーの方法>
よいシャンプーを購入したら、そのよさを最大限まで生かせる洗い方を! 毛穴に効く正しいシャンプーのやり方をご紹介します。
正しいシャンプー、できていますか?

正しいシャンプー、できていますか?


  1. 洗う前にブラッシング
  2. お風呂に入る前に、髪全体をブラッシングしましょう。髪のからまりやホコリを取り除き、毛穴に詰まった脂や汚れを浮かせる効果があります。
  3. 予洗いは念入りに
  4. 38℃程度のぬるま湯で、たっぷりと時間をかけて予洗いを。閉じた毛穴を開かせて、シャンプーを浸透しやすくする下準備も兼ねています。
  5. ゴシゴシ洗いはNG!
  6. 洗う際は、髪の生えている方向に逆らうように、下から上へなでるように洗います。ゴシゴシと力任せに洗うのは、頭皮を傷つけてトラブルの元になるので絶対にNG。
  7. 洗い終わったら早めに乾かす
  8. 濡れた状態の頭皮は湿度が高く、菌の繁殖の温床になりかねません。タオルドライで髪と頭皮の水分を取り除いたら、頭皮→髪の順番で、なるべく早めに乾かしましょう。

    健康な頭皮のためには、正しい生活習慣を!

    生活習慣の改善も健康な頭皮と髪を導きます

    生活習慣の改善も健康な頭皮と髪を導きます

    生活習慣や心身ストレスに大きく左右される頭皮の健康状態は、シャンプーなど外部からのアプローチのほか、規則正しい生活や食生活の見直しで改善されるケースも少なくありません。たとえば、頭皮がべたつく人は、過剰な皮脂分泌を防ぐため、動物性脂肪やコレステロールを控え目に。また、乾燥には、ビタミンを豊富に含むフルーツやゴマが有効です。髪や頭皮そのものの栄養をサポートするのには、イソフラボンを含む大豆やミネラルが豊富な海藻などを積極的に摂るとよいでしょう。

    食事の偏り、生活の乱れ、ストレス、そして菌の異常繁殖……。頭皮トラブルの原因は多岐にわたり、そのうえ、自分ではなかなか気づきにくいもの。「自分は無縁」とは思わず、頭皮の健康や毛穴ケアへの意識を高めていきましょう!

    【関連リンク】
    h&s公式ホームページ

    取材協力:プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます