変わり種ながら全部入りの13インチMacBook Pro
いよいよ今回のメインテーマとなる、新MacBookと13インチMacBook Pro Retina(以下MBPR)の比較ですが、その前に13インチMacBook Pro(以下MBP)についても触れておかねばならないでしょう。
この13インチMBPは、古くからえんえん販売され続けているモデルで、今となっては唯一のDVDドライブを内蔵している端末となるのですが、その分重量が重く、なんと2kg超。また画面解像度も1280×800と、13インチなのに11インチMBA並。その上バッテリー持続時間も7時間と短く、そのくせACアダプターは大型と、取り回しの悪さばかりが目立ちます。
極めつけは、CPUのパワー的にはMBAシリーズより上なのに、記憶装置のHDDがボトルネックとなって処理がもっさりしている点です。現在はオンラインストアのカスタムでSSDも選択できるようですが、わざわざ1万8000円を追加して、500GBのHDDを捨て128GBのSSDに載せ替える合理的理由がありません。
さらに合計14万4800円ともなれば、新MacBookや13インチMBPRに手が届く価格帯になってしまいます。
新MacBookと13インチMBPRの3つのポイント
そこで、ようやくともに14万8800円の新MacBookと13インチMBPRの比較に入れます。ディスプレイは新MacBookの12インチ(2304×1440)に対し、MBPRは13インチ(2560×1600)とわずかながらの差。バッテリー持続時間も前者が9時間で、後者は10時間と肉迫しています。
となれば比較する項目は「軽さ」「CPUパワー」「拡張性」という3つの点に絞られます。