新しくなったMac miniは、グラフィック性能が大幅に強化されました。電力消費量も従来のモデルより45パーセントも削減。デザインは地味ですが、PC用のモニタやキーボード、マウスを流用できるので、無駄がありません。
ここでは、2.0GHz Intel Core 2 Duo メモリ2GB、ハードディスクが320GB Mac mini (MB464J/A)を紹介します。
おとなしいが、さりげなく主張するデザイン
Mac miniのデザインは、他のMacと比べると非常に地味にまとめられていますが、なぜかついつい見つめてしまう不思議な雰囲気があります。シンプルではあるものの、他のMacやPCではそれほど目にすることの無い、光学メディアの挿入口やスリープランプが気になるのでしょうか？よく見ると赤外線センサーも見えます。
何の特徴もないデザインが逆に印象的なデザイン。右下はACアダプタと本体の大きさ比較です（クリックで拡大）
また、組み合わせるモニタやキーボードによってもがらりと雰囲気が変わるのも魅力。アップル純正の「Apple LED Cinema Display」と「Apple Wireless Keyboard」「Apple Wireless Mighty Mouse」と組み合わせれば、非常にゴージャスなパソコンに見えますし、中古で購入した17インチ液晶と二千円程度のPC用キーボードとの組み合わせは、どこか親近感が漂います。
「Apple LED Cinema Display」と「Apple Wireless Keyboard」「Apple Wireless Mighty Mouse」と組み合わせれば、贅沢な環境ができあがる。「Apple LED Cinema Display」は純正なので、変換ケーブルなしで接続可能（クリックで拡大）
このように、Mac miniはどのような周辺機器と組み合わせても、ほとんど目立たないものの、さりげなく自己主張するデザインになっています。
キーボードとマウス、ディスプレイは別売りなので、すでに持っているものを有効活用できる！
Mac miniの製品構成には、キーボード、マウス、ディスプレイは含まれません。そのため、それらを別途用意する必要がありますが、すでに持っているものがあれば流用できます。※最初にMac miniは「ちょっとだけMacを楽しみたいという人におすすめ」と書きましたが、まさにこの点がそのポイントになります。Mac miniの価格は約7万円とiMacのおよそ半分。いまWindowsパソコンを使っていて、もし手元にディスプレイなどがあれば、気楽にMacを始めることができます。
※特殊なドライバが必要なものを除き、USB接続型のキーボードやマウスが使用できます。またディスプレイと接続する場合、標準で付属するのは「Mini DVI - DVIアダプタ」のみなので、DVI接続のタイプ以外のディスプレイを使う場合は、別途変換ケーブルが必要です。
ディスプレイポートは2種類あり、変換ケーブルを用意すれば、そのままデュアルディスプレイ環境
新しいMac miniの魅力は、省電力化とグラフィック性能の向上だけではありません。なんと、標準でディスプレイポートが2種類内蔵されているので、2つのディスプレイを同時に接続でき、それぞれを別々の領域とする「拡大デスクトップ」や同じ画面を両方に表示する「ビデオミラーリングモード」で利用できます。
2つの異なるポートをうまく使い分けましょう！（クリックで拡大）
●Mini-DVD用アダプタ
- Apple Mini DVI-Videoアダプタ（製品型番：M9319G/A）：S-Video およびコンポジットビデオ接続
- Apple Mini DVI-VGAアダプタ （製品型番：M9320G/A）：VGAポートを装備した外部コンピュータディスプレイやプロジェクタに接続。対応するのはDVI-Dのみ。
●Mini-DisplayPort用アダプタ
- Apple Mini DisplayPort − VGA アダプタ（製品型番：MB572Z/A）： VGAポートを装備した外部コンピュータディスプレイやプロジェクタに接続
- Apple Mini DisplayPort − DVI アダプタ（製品型番：MB570Z/A）：DVIポートに接続するアダプタ。対応するのはDVI-Dのみ。
※Appleの変換アダプタでは上記の他にも「Micro-DVI…」という種類のものがありますので、間違えないように注意しましょう。
