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世界遺産・姫路城グランドオープン!噂のAR動画あり(2ページ目)

平成の大修理を終えて、6年ぶりに姫路城の大天守公開が復活!ひと足お先の見学レポートをお届けします。今回は観光交流推進室のご厚意により、なんと通常は城内で専用アプリを使った人だけが見ることができる、姫路城解説動画も一部ご紹介。混雑はイヤ!というあなたには、入場整理券不要「西の丸百間廊下」エリアもあわせてご紹介します。

成田 理絵子

執筆者:成田 理絵子

神戸ガイド

それでは、いよいよ「大天守」へ!

将軍坂を上って、大天守入口へ。なんと!城内は土足厳禁。スリッパに履き替えて、自分の靴は備えつけのビニール袋に入れて出口まで持って歩くことになります。脱ぎやすい靴と穴のあいていない靴下をお忘れなく。低学年の子供なら上履き、足元が弱い方は両手があくリュックなどもおすすめです。ここからは、最上階まで急な階段を登ることになるので、ひと工夫が肝心です。
スリッパ箱もリニューアル

靴を入れるビニール袋には築城した池田家の家紋・揚羽蝶が。袋は最後に持って帰れます。


入口は地階。大天守は六階。

「急な階段?」と驚かれた方、そうなんです。大天守までは、六階分の高さがあります。入口からは城の中を回りながら、一層ずつ階段を登ってゆくという道順です。階段は、昔のものではなく、手擦りをつけ登りやすくした新しいものですが、正直、急な場所も何か所かあります。天井も低くて、階段には「頭上注意」の文字が多数。男性でも手擦りをつかんで登っていた階段もありました。

姫路城内看板

大天守内の要所に、このようなガイド看板があります。今は地階。さあ最上階へ。


ちょっと大変な階段ですが、それだけに「私は今、本物の城の中にいるんだなあ」と実感できたのは、収穫でした。ここは、かつて武士が命をかけた場所なのです。城内は灯りも、建物を守るため窓からの光が中心で、照明は暗めです。

姫路城階段

行き帰りとも階段です。古木と漆喰の感触が堪能でき、「城」という感じがします。


今更ですが、姫路城グランドオープンというのは、決して城のエンターテインメント化ということではないと気がつきました。世界遺産である人類の宝を、しっかりと守り、その価値を多くの人に伝えることが、大修理の目的なのです。

武者隠し

「武者隠し」は何か所かありました。敵を奇襲すべく武者が隠れたという説や実は倉庫だったという説も。中は男性2人でぎゅうぎゅうです。

姫路城の廊下を歩く

城の廊下。窓下には和釘を美しく隠す「六葉釘隠し」が見えます。

姫路城undefined厠

「厠」は地階にありました。個室なんですね。


姫路城の解説と歴史を、AR技術による動画で配信

一方で新しい試みもスタート。お手持ちのスマートフォンやタブレットを、フロア内にある「AR」と書かれたポイントにかざすと、城の説明動画を見ることができるサービスが導入されました。専用アプリ「姫路城大発見」をAppStoreもしくはGooglePlayからダウンロードしておく必要がありますので、入城前に用意しておくとスムーズ。もちろん城内でもWi-Fiは使えます。

本来は姫路城に来ないと見ることができない説明動画ですが、今回、お願いしたところ、ほんの一部だけならということで公開許可をいただくことができました。CGや効果音を使った力作です。ぜひご覧ください。


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次ページは、大天守からの風景。さらに西の丸動画が。
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