日本初の世界遺産と聞いて誰もが納得「姫路城」
日本一の名城とも言われる姫路城。その美しさと偉大さを今に伝えることができたのは、400年の歴史の中で一度も戦にあうことも、戦災に脅かされることもなかったから。建築当初の状態で残された部分も多く、貴重な文化遺産となっています。平成の大修理がついに終わり、2015年3月27日からは大天守公開がスタート。写真と動画で「行ってきました」レポートをお届けします。
姫路駅降りたら、歩く?バスに乗る?
新幹線・JR在来線・山陽電鉄「姫路」駅から大通りに出ると、通り突当り正面に、どどーんと見える白亜の姫路城。「駅から意外に近いね」とテンションが上がりますが、姫路城の大きさに惑わされてはいけません。テーマパークのシンデレラ城の距離感で考えると後悔します。平坦な道で約20分。十分に歩ける距離ではありますが、小さいお子さん連れや年配の方は、駅ロータリーからバスでお城の公園前の「姫路城大手門前」まで移動してしまうのも手。駅からひとつめのバス停なので、ほとんどのバスが停まります。この先、まだまだ歩きますので無理は禁物です。さらにバスを降り、姫路公園の御濠の橋を渡ってから姫路城の入口までも、10分程は見ておきましょう。
グランドオープン後しばらくは、1万5000人分の整理券を発行
城内の混雑緩和のため、「大天守」に登る人のために、3月27日~5月10日までは毎日1万5000人を目途に入口で整理券を配ることになりました。朝一番から1人につき1枚のみ配布されますが、整理券さえゲットしておけば、同じ日であれば入場時間は自由です。また「大天守」以外の場所は、整理券不要。入場料(大人1000円 小人300円)を払えば全員が入れます。「大天守本丸」と「西の丸・百間廊下」は中まで入れます
姫路城は本丸・二の丸・三の丸・西の丸と多くの城と庭園が揃っており、残念ながら公開されていない部分もあります。城の中に入って見学できるのは、「大天守本丸」と「西の丸・百間廊下」の2つです。次ページは、いよいよ大天守へ!動画もあります。