日産とインフィニティの「コンパクトモデルの未来像」(2ページ目)

インフィニティもプレミアムコンパクトSUVに参入!?

一方、まもなくQ30の市販開始が予定されているインフィニティからは、その派生モデルといえるクロスオーバー版の「QX30コンセプト」が公開されました。このセグメントは世界的に人気が高まっていますが、そんな状況を受けて、欧州プレミアムブランド勢をはじめ、ニューモデルを積極的に投入する予定があるという情報があちこちで聞かれます。そういえばライバルであるレクサスも、ジュネーブでまったく新しいコンセプトモデルを初披露しました。
インフィニティとしても、この市場に魅力的なモデルを送り込むことは必須。その点、今にも走り出しそうな勢いを感じさせるダイナミックさに、走破性と上品さを巧く両立させたQX30コンセプトのスタイリングは、競合車を圧倒するインパクトを感じさせるものです。ターゲットは、都会に住み、週末に都会を脱出する若い世代の富裕層としています。
プラットフォームのベースはメルセデス・ベンツのA/Bクラス。エンジンについても、メルセデス製のガソリンおよびディーゼルの4気筒ターボが搭載される見込みで、オプションで4WDも選べるようです。

このQX30の兄弟車であり、2015年の秋にもデビューが予定されているQ30ハッチバックとともに、生産は日産のイギリスにあるサンダーランド工場で行われることになります。日本に導入されるかどうかは、いまのところまったく未定のようですが、こちらも期待して待つことにしましょう。という日産とインフィニティの、気になるコンセプトカーでした。