次期ノートかもしれない「スウェイ」!?

ジュネーブショー 日産プレスカンファレンスより

プレスカンファレンスには、チーフ・クリエイティブオフィサーである専務執行役員の中村史郎氏も登壇

2015年3月初旬に開催されたジュネーブモーターショーに筆者も見学に行ってまいりました。その中で、日産とインフィニティから興味深いコンセプトカーがワールドプレミアされたので、紹介したいと思います。いずれもコンパクトなハッチバック車で、独創的なデザインをまとっているのが特徴です。

「スウェイ(Sway)」は、日産が欧州のハッチバック市場において新たな方向性を提案するコンセプトカーで、「キャシュカイ」や「ジューク」で培った斬新な発想を、このセグメントで初めて採用したモデルとなります。
日産スウェイ

ブーメラン型ヘッドランプには、ランプの形状自体にVラインの要素を取り入れることで、鋭い目のような表情としている

世界中の自動車メーカーがしのぎを削る同セグメントにおいて、とりわけその主戦場である欧州市場では、何かしら特徴がないとなかなか目を向けてもらえません。そこで日産は、このスウェイで、エモーショナルで先進的かつワクワクするようなデザインにチャレンジしたのです。

エクステリアでは、「Vモーション」モチーフを施したグリルと、そのグリルから始まる力強いキャラクターラインをはじめ、フローティングルーフやブーメラン型ヘッドランプなど、最新の日産デザインの特徴的な要素をいくつも採り入れています。
日産スウェイ

テールランプをフロント同様の意匠として、より印象的なリアビューに。ボディサイズは全長4010mm、全幅1780mm、全高1385mm、ホイールベース2570mmと公表された

ボディカラーは、光の下でかすかに見えるブルーを含んだグレーである「Bluish Dawn Grey」と、対照的なオレンジを調和させています。これはヨーロッパの街並みの中で美しく際立つことを意図した配色とのこと。

フローティングルーフにはパノラマグラスルーフを組み合わせています。これにより車内では絶大な解放感を味わうことができます。また、ルーフ中央をX型の構造とすることで剛性を高めるとともに、観音開きドアの採用により乗降性を高めています。
日産スウェイ

フローティングルーフにパノラマグラスルーフを組み合わせで絶大な解放感を実現

インテリアは、前回の東京モーターショーで初公開したコンセプトモデルで提案した、シンプルさが特徴の「グライディングウィング」と呼ぶ形状のダッシュボードを進化させたもの。ダッシュ中央の大きな台形型タブレットには、さまざまな機能を集約しています。

このスウェイは、将来のノートクラス、あるいは日本には導入されていない、ティーダの後継となるパルサーと関係があるのではないかと目されています。斬新なチャレンジがどこまで実車に反映されるかわかりませんが、楽しみにして待ちたいと思います。
日産スウェイ

エクステリアと呼応するように、深いブルーに対照的なアイボリーとオレンジを組み合わせている。シートにはアルミニウムを用い、高級なスエード調生地に縫い付け手法を採用


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