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日産スカイラインのデザインフィロソフィー

六本木ヒルズのビジネススクール「Roppongi BIZ」で、「日産スカイラインのデザインフィロソフィー~一瞬で人を惹きつけるデザインをつくるデザイン戦略」と題した講座が開かれた。

執筆者:松本 明彦


全てはプラットホームから

六本木ヒルズのビジネススクール「Roppongi BIZ」で開催された、「日産スカイラインのデザインフィロソフィー~一瞬で人を惹きつけるデザインをつくるデザイン戦略」

「ダイナミックなデザイン 新型スカイライン」でご紹介した、日産自動車プロダクトデザイン部プロダクト・チーフ・デザイナーの長谷川浩さんが、六本木ヒルズのビジネススクール「Roppongi BIZ」」で、「日産スカイラインのデザインフィロソフィー~一瞬で人を惹きつけるデザインをつくるデザイン戦略」と題した講座を開くというので出かけた。

V36スカイラインのデザイナー、長谷川浩さん。

「新型スカイラインV36のデザインをお話しするのには、先代のV35からお話しなければいけません。V35がターニングポイントになりました」と長谷川さんは語る。

「新型スカイラインV36のデザインをお話しするのには、先代のV35からお話しなければいけません」。

「ずっと直列6気筒エンジンを積んできたスカイラインは、プラットホームを大幅に変えられず、ともするとモデルチェンジも表面的なものになりがちでした。そこで新開発のプラットホームで、基本のプロポーションから見直すことになったんです」。実はこの計画は、9代目のR33の時に持ち上がり、次のR34で実現させたいと計画していたが実現できず、V6を積んだV35でやっと実現できたことだという。V35以降のスカイラインのプロポーションが、それ以前のスカイランとは全く異なるのは、この新しいプラットホームのおかげなのだ。そして新型のV36は、V35で実現したこのプラットホームをさらに進化させたものなのだ。

「新開発のプラットホームで、基本のプロポーションから見直すことになったんです」。

実はこの計画は、9代目のR33の時に持ち上がりました」。デザイナー側から提案した、R33の頃の問題点。

直6エンジンからV6エンジンに代えた、新しいFM-プラットホーム。全く新しいプロポーションが実現された。
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