NISSAN(日産)/日産の車種情報・試乗レビュー

日産スカイラインのデザインフィロソフィー(2ページ目)

六本木ヒルズのビジネススクール「Roppongi BIZ」で、「日産スカイラインのデザインフィロソフィー~一瞬で人を惹きつけるデザインをつくるデザイン戦略」と題した講座が開かれた。

執筆者:松本 明彦

それぞれのスカイライン

スカイラインには12代、50年もの歴史がある。

「サーフィンラインこそスカイライン」という人もいる。写真は3代目「C10」ハコスカと4代目「GC110」ケンメリ。

「スカイラインは、お客様の知識も深く、思い入れがとても強いクルマ。その世代世代で時には『快適性』、時には『走り』と評価されてきました。そしてそのユーザーは、ご自身の乗っていた代のスカイラインこそ最高という思いを持って下さいます」。

日産のデザインプロセスの一例。アイデアスケッチ。

「またある方は『直列6気筒こそ』、ある方は『サーフィンラインこそ』、またある方は『丸いテールランプこそ』スカイラインとおっしゃいます。そういった『形』ではなく、スカイラインの『精神』を引き継ぎ、軸足をしっかりとさせデザインしました。それはFR、後輪駆動であるということをデザインでも表すということです」。スカイライン4ドアセダンに見られる、リアホイールへ向かって勢い良くカーブするキャラクターラインは、この後輪駆動の象徴だ。

日産のデザインプロセス。3DCGソフト、エイリアスでのデザイン。

「後輪で走る感じ。血の通った生き物のイメージです」

日産のデザインプロセス。クレイモデルを制作し、立体でのデザイン確認。ここではZとV35スカイラインクーペが見える。
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