中学受験/中学受験に向けた勉強法・参考書

社会のできる子に育てる低学年からの学習法

「中学受験の社会って暗記することがめちゃくちゃ多いから、低学年のうちから塾に入れて鍛えていかないと間に合わないかも」そう思ってらっしゃる保護者の皆様!ちょっとお待ちください!ガチガチにお勉強させても、社会の知識はお子さまの頭に入っていきませんよ。低学年のうちは相応のやり方があるものです。幼少期の子育てのコツをお教えいたします。

宮本 毅

執筆者:宮本 毅

学習・受験ガイド

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料理は下ごしらえをすればおいしいものができますよね

お子さまが小学校5・6年生になり、中学受験の学習が本格化してきますと、多くの保護者の方が「もっと早くからやっておけばよかったあ」となげき、悲しみます。小3とか小2から受験勉強をやっておけば、今よりずっと成績が上がっていたはずだ、そう思われるのも無理からぬことでしょう。しかし実際には、小2から塾に通っていた子よりも小5から塾に通いはじめた子の方が成績がよい、なんてことは多々あることなのです。

小2からはじめたのに間に合わない子と、 小5からはじめたのに間に合っちゃう子との差は一体どこにあるのでしょうか。今回は、社会という科目に絞って、できる子は幼少期の子育てにおいて、何が違ったのかに迫ってみたいと思います。国語・算数・理科については、以下の記事をご参照ください。

国語のできる子に育てる低学年からの学習法
算数のできる子に育てる低学年からの学習法
理科のできる子に育てる低学年からの学習法

うちの子、社会の暗記がまるでダメなの。学習障害なのかしら

社会は、暗記することがたくさんありすぎて、本当に覚え切らない、そう不満をもらされる保護者の方は実に多いです。中には学習障害なんじゃないかと、我が子を疑ってしまう方もいらっしゃるほどです。

でも小さい頃は、妖怪ウォッチの名前とか、プリキュア戦士の名前とかをものすごくよく覚えていたのではないでしょうか。暗記力が欠落しているとはとても考えにくいですよね。では何が足りないのでしょうか。

次のページでは、子どもの暗記を促進するものと、わが子を「暗記に困らない子ども」に育てるための幼少期の子育てのヒントについてお話いたします。

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