貯蓄達人は、ポイントカードを賢く活用している!
いつの間にか増えていくポイントカードたち。みなさんはどのように使っていますか? 実はポイントカードは、ポイントが貯まるというメリットもありますが、ポイントにつられてお金を使いすぎてしまう……というデメリットもあり、まさに諸刃の剣。ガイド西山がこれまでに取材してきた「1000万円以上貯蓄がある人」が、どのようにポイントカードを選び、活用しているかを5つ紹介します。
1:ポイントカードを持つ「基準」がある
「ポイントカードをどのように選んでいますか?」と聞いてみると、「1000万円以上貯蓄がある人」は、“独自の基準”があることが多々あります。例えば…
●「1カ月に1回以上行くお店だけ持つ」
●「ファッション、コスメのお気に入りのお店のものを3枚だけ持つ」
●「貯まったポイントを期限内に必ず使えそうだったら持つ」
といった基準です。このような基準を持っておけば、お店で「ポイントカードを作りますか?」と聞かれ、毎回「はい」と答えてポイントカードだらけになるということはありません。
1000万円貯める人は、買い物のたびに自分にとって「欲しいもの(または必要なもの)」「欲しくないもの(または不必要なもの)」を自問自答しています。これは、ポイントカードでも同じ。「必要」「不必要」のジャッジを、“独自の基準”で下しているんですね。
「店員さんにすすめられたから」「みんな持ってるから」という理由ではなく、独自の基準を持つようにしたいものです。
2:ポイントを上手に使い、有効期限があるものは逃さない
「1000万円以上貯蓄がある人」は、ポイントカードの枚数を独自の基準で絞るうえに、“有効期限”もきちんと把握しています。ポイントを貯めた後は、「使う」という場面が出てきます(使わなければ、貯めた意味がありませんから)。その際には、自分で「使います」と基本的に自己申告が必要。せっかく貯めたのに、結局有効期限を切らしてしまった、なんてムダなことはしないのです。
有効期限をしっかり把握して、ポイントを使えるときには、どんどん使う。これが「1000万円貯蓄がある人」のポイントカードの活用法です。
もし、ポイントが貯まる前に期限切れになってしまったら、「そもそもポイントを貯めるほどのカードではなかった」のかも。そういうタイプのカードは、次回から作らないようにしましょう。
3:効率度外視で、「楽しいポイントカード」を持つ人も
何もかも効率重視で考えていると、気持ちが窮屈になってしまうもの。「1000万円以上貯蓄がある人」は、正直割に合わなかったり、効率的ではなかったりするけれど、「貯めること自体が楽しい」「大好きなブランド」などといった“溺愛ポイントカード” を1、2枚持っている人も多くいます。それだけの楽しさや愛情を感じられれば、効率的なポイントカードでなくても幸せ! ただし「ポイントが欲しいから、どんどん買う」ことになると本末転倒ですので、気をつけてくださいね。
4:カードはやめて「アプリだけ」に絞るという人も
忙しい毎日ですから、ポイントカードに振りまわされるのは避けたいもの。「1000万円以上貯蓄がある人」のなかには、「ポイントカードはやめて、スマートフォンのアプリになっているものだけに絞る」という人もいます。スマホは普段持ち歩いているので忘れることもなく、お財布がパンパンになることもありません。また、アプリの登録に少々手間がかかるので、「自分がその手間をかけてでも使いたいポイントかどうか」と判断することになり、自然と優先順位が高いものに絞られるのもメリットです。
5:「共通ポイント」に絞る場合も
また、「共通ポイントだけ」にしている人も。共通ポイントとは、さまざまなお店で使えるポイントのことで、楽天ポイント、dポイント、Ponta、Tポイントが代表的で、いずれもアプリが出ています。例えば、最近使えるお店がどんどん増えてきているdポイントなら、マクドナルドやマツモトキヨシ、東急ハンズ、高島屋、てもみん、ドトールコーヒーショップ、エクセルシオールカフェなどでポイントが貯まり、そして貯まったポイントを使うことができます。
共通ポイントは汎用性があり、基本的に(上記の4つのポイントなら)次の買い物から1円単位で使えるのでムダがありません。カードであふれている人は、共通ポイントをメインにするのも一案。これまでポイント欲しさに買っていた買い物が減り、「貯まる人」に近づけるかもしれません。
以上、1000万円貯蓄がある人のポイントカードの選び方を紹介しました。最近はお財布の小型化が進み、荷物を減らしたいという人も多いですよね。身軽になりつつ、お金が「貯まる人」になれるかは、日々のさまざまな場面の“自己判断”が分かれ道。「貯まらないな~」と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
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