“買い物をするときの気持ち”が分かれ道

SNSやWEBの記事を見ていると、美味しそうなお料理やスイーツ、洋服やバッグ、小物、雑貨まで、「それがあったらいいな」「なんか欲しいな」と、自分のLIKEの感覚が刺激されるものがたくさん飛び込んできます。

では、それらをどんどん買っていたら、どうなるでしょうか。LIKEレベルのものは無数にありますから、買っても買ってもキリがありません。いくらお金を使っても気持ちが満たされないのではないでしょうか。

本来なら、自分がとても好きなもの=LOVEなものを買ってこそ、気持ちが満たされるはず。それこそ、大切なお金を使う意味があると思います。

では、LIKEの買い物を減らし、LOVEな買い物を増やすには、どうすればよいのでしょうか。試行錯誤した結果、気持ちが満たされ、お金もしっかり貯まるようになった例を紹介します。

セールに行くのをやめたら、LIKEな買い物を減らせた例

Aさんは、洋服をたくさん買ってしまうのが悩みでした。「洋服をたくさん買っているはずなのに、クローゼットをあけたときに着たいものがない。それでまた買ってしまう。なんでだろう」といいます。

よくよく聞いてみると、どれも「とてもお気に入り(LOVE)」ではなく、「まあ好き(LIKE)」だというのです。LIKEレベルだと、「今日はこれを着たい!」と高まるような気持ちではなく、「これとこれ…くらいにしておくかな」と妥協したような気持ちになりそう。

さらに掘り下げてみると、ほとんどが“セール”で買い物したものでした。「30%オフだったら買ってもいいかな」「50%オフだったら、同じ値段で2つ買える」といった理由で、LOVEではなく、LIKEレベルのものをたくさん買ってしまったのです。

それゆえ、買うときにはあまり試着もしませんし、自分に似合うか、すでに持っているものをあわせやすいかなどと吟味せずに購入。「セールで安く買っているはず」なのに、全然満足できないのです。

そこで、一度セールで買うことをストップしてみることに。アパレルのセールのメルマガが届いても、開封せずに削除。セールにも立ち寄らないようにしました。すると…「定価でも買いたいか」という基準で考えるようになり、LIKEな買い物が減り、LOVEな買い物がグンと増えたのです。

「家に着たい洋服がぜんぜんないから、買わなくちゃ」という焦りがなくなり、ムダな買い物もなくなりました。満足感が高まっているのに、出費は減ったからお金は貯まっていくというわけです。

何度もダメにしてLOVEに気づいた例

Bさんは、スーパーに行くたびに、さまざまな調味料を手に取り、結局使わずに賞味期限を何年も過ぎたころに見つけて捨てる…ということを繰り返していました。

「自炊は好きだけれど、日々忙しくて手の込んだものを作る時間がない…」という方。でも、スーパーで調味料を見かけると「何か新しい料理を作れたらかっこいいな」「この調味料は使ったことがないからチャレンジしようかな」と。一つ一つはそれほど高いものではないので、次々に買ってきてしまいます。

でも、家に帰ったらバタバタ。結局いつもと同じような料理を作ってしまうため、新しく買った調味料の出番がありません。スパイスラックや冷蔵庫には、開封しないまま置き去りになっている調味料がどんどん増えていきます。

そこで、必ず使う調味料だけ、自分がお気に入りのもの(LOVEなもの)を買いそろえることにしてみました。例えば、醤油、味噌、塩などです。これまではなんとなくセールになっているものを買っていましたが、少々高くても美味しそうなもの、無添加のもの、人から「美味しいよ」とすすめてもらったものなどを吟味して買ってみました。

また、無添加の美味しいだしパックも買いました。「本当は昆布と鰹節でだしを取れたらいいけど、日々そんな余裕もない」と、多少お値段は張りますが、味は抜群なので、LOVEな買い物です。

すると、どうでしょうか。いつもと同じような料理になっても、基本の調味料がよいものを使っているので、美味しくできあがって満足感が増しました。そして少したって、事前に「次はこのレシピを作るから、この調味料を買おう」と、新しい調味料についても、計画を立てて買えるようになりました。

自分の買い物のクセを見つめなおして、LIKEな買い物をいくつか減らすことができれば、多少高くてもLOVEな買い物をしたとしても、まだお釣りがくるわけです。


さて、あなたの場合はいかがでしょうか。ぜひLIKEレベルな買い物をしていたら、少し減らしてみてください。そして、LOVEな買い物を増やすように心がければ、ムダな買い物が減って、大好きなものに囲まれ、お金も貯まるようになるはずです!

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