春スキーこそ本番!「ニセコユナイテッド」

札幌から南西に走ること約100km、そこには標高1308mの名峰・ニセコアンヌプリがそびえ立っています。山頂付近から裾野には、ニセコアンヌプリ国際スキー場、ニセコビレッジスキーリゾート、ニセコグラン・ヒラフ、ニセコHANAZONOリゾートの4つのスキー場が広がり、それらを合わせた「ニセコユナイテッド」のエリア内にはなんとゴンドラ5本にリフトは29本!450haにもおよぶコース面積は北海道内はもちろんのこと、本州最大の志賀高原(425ha)をも上回る「日本一広いゲレンデ」となります。
  

ニセコ名物、羊蹄山の絶景

こちらニセコの名物とも言われるのが、正面に羊蹄山を抱く抜群の景観と、日本海でタップリと水分を含んだ雪雲がもたらすシルキーなパウダースノー。スキーシーズンにはこの「ニセコパウダー」を求めてオーストラリアや東南アジアなど各国のスキーヤー・スノーボーダーが集まり、今や「ニセコ」はインターナショナルリゾート「NISEKO」に変貌を遂げました。

さて、豊富な雪の量に加えて、標高1000mを越える場所までがゲレンデとして整備されているという事もあり、ニセコではゴールデンウィーク終了まで春スキーを楽しむことができます。春スキーとは言っても山頂付近の雪質は上々。また冬に比べて晴天になる確率は高いので、まさに3月からがシーズンと言えます。ゲレンデの広さ、雪質、景観と三拍子そろったニセコ春スキーの魅力をこれから紹介しましょう。

ニセコユナイテッドのゲレンデマップ
  

   

 

山頂から絶景ダウンヒル!ニセコアンヌプリ国際スキー場

アンヌプリ正面に向かって南西に広がっているのが、ニセコアンヌプリ国際スキー場。ゴンドラ1本、リフト数4本、山頂からは約3.5キロのダウンヒルが楽しめるコース設計となっています。ここは北西の日本海から入って来る良質の雪が積もる場所となっているので、山頂付近の雪質は春でも上々。

まずは、アンヌプリゴンドラからジャンボ第4ペアを乗り継いで、山頂まで上ってみましょう。天気の良い日なら、山頂のリフト右手に広がる雄大な羊蹄山の風景に魅入ってしまうことでしょう。
  

山頂リフトから羊蹄山を望む

「いきなり山頂リフトなんて、大丈夫かな?」という心配はご無用。山頂第4ペア横のチャンピオンコースはちゃんと整地されており、斜度も平均21度、最大で25度程度なので、プルークでもOK。中級以上の方なら快適な滑りが楽しめるコースです。
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整地されたバーンなので、中級者でもOK

山頂リフトの降場場は下記写真のようにアンヌプリ(左手上)、ビレッジ(正面)、グラン・ヒラフ(右手)のそれぞれが近接しており、ここから各ゲレンデ相互に行き来できるようになっています。アンヌプリ単独のリフト券よりは少し割高になりますが3エリア共通の「全山共通リフト券」を購入しておけばアンヌプリ~ビレッジ~グラン・ヒラフのツアースキーを楽しむことができます。
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山頂では3つのエリアがつながっている

正面にそびえる雄大な羊蹄山と眼下に広がる街並みとを眺めながら、良質の斜面に白銀のシュプールを描いて一気にダウンヒル……。ニセコアンヌプリ国際スキー場は、そんなアルペンスキーの醍醐味を「超・絶景」の中で味わえるコースと言えましょう。
  

絶景ダウンヒルを味わえる


ニセコアンヌプリ国際スキー場のDATA
住所 北海道虻田郡ニセコ町ニセコ485
電話 0136-58-2080
ホームページ http://annupuri.info/winter/

 

リゾートスキーを満喫!ニセコビレッジスキーリゾート

ニセコ全山の中央に位置するニセコビレッジスキーリゾート。ここは宿泊施設である「ヒルトンニセコビレッジ」と「ザ・グリーンリーフ」二つのホテルがゲレンデが効率よくレイアウトされており、ホテルとリフト乗り場がほぼ直結している「スキーイン、スキーアウト」スタイルが特徴。ゴージャスなホテルと原生林を縫って滑る林間コースはスノーリゾートの雰囲気を満喫できます。
  

ホテルとゴンドラが直結(写真提供:ニセコビレッジ)

ゴンドラは3本、リフト数は8本。山頂ワンダーランドチェア終点から山麓のゴンドラ乗り場に至る4キロ少々のコースにはそれぞれ難易度が低い迂回路が設けられていますので、上級レベルのスキーヤー・スノーボーダーでなくても標高1100mからの爽快なダウンヒルを満喫することができます。
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迂回コースがある山頂のワンダーランドチェア

また、山麓のコミュニティーチェアやばんざいチェア横には平均斜度4~7度とスキーを始めたばかりの初心者用のコースも整備されています。初心者用緩斜面といえども、羊蹄山とホテルをバックにしたその景観は抜群。小さいお子さん連れなど家族そろって楽しむことができるスノーリゾートです。
  

家族そろって楽しめるゲレンデ(写真提供:ニセコビレッジ)

なお、2017年シーズンよりホテル・グリーンリーフ周辺にユニークなアッパービレッジゴンドラとリフト・ゴンドラを交互に運行するビレッジエクスプレスが新設され、ホテルやショッピング&ダイニング複合施設からの移動がより便利になりました。
  

新設されたユニークなツインゴンドラ(写真提供:ニセコビレッジ)


ニセコビレッジスキーリゾートのDATA
住所 北海道虻田郡ニセコ町東山温泉
電話 0136-44-2211
ホームページ http://www.niseko-village.com/ja/winter/

 

広大なゲレンデをツアー グラン・ヒラフ

ゴンドラとリフトあわせて13本、コースの数は22と、ニセコエリアでは最大規模を持つグラン・ヒラフ。まずはヒラフゴンドラ終点からさらに2本のリフトを乗り継いで雪質の良い山頂に向かいましょう。
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リニューアルしたヒラフゴンドラ

山頂のリフト終点から山麓に至るダウンヒルコースは、慣れるまでは案内看板を見ながら滑らないと迷いそうになるほどたくさん。初級から上級まで、レベルに応じてそれぞれの方が存分にコースのバリエーションを堪能することができます。
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グラン・ヒラフの広大なゲレンデ

また、山頂から下に向かって左手の羊蹄サンセットコースかパラレルコースを経由すれば、同じヒラフリフト券が使えるお隣のHANAZONOエリアへも滑って行くことができます。2017年シーズンよりヒラフ山頂及び花園地区へアクセスする基幹リフト「キング第3リフト」が4人乗り高速リフトへリニューアルされ、一層便利になりました。

様々なゲレンデをツアーできる楽しみ、そしてどのルートを滑っていても常に正面には羊蹄山が見えるというロケーション。これこそが「グラン・ヒラフの醍醐味」ですね。
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どのコースを滑っても正面には羊蹄山が

ニセコグラン・ヒラフのデータ
住所 北海道虻田郡倶知安町字山田204
電話 0136-22-0109
ホームページ http://www.grand-hirafu.jp/winter/

 

国際色豊かなニセコHANAZONOリゾート

グラン・ヒラフとつながっているニセコHANAZONOリゾートは、高速クワッドリフト3本、滑走距離は約3キロ。他のエリアに比べてコンパクトながら、山の東斜面という恵まれた立地条件により雪質は比較的良好で、春スキーでも満足できるゲレンデコンディションが維持されています。
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グラン・ヒラフからのツアーを楽しむスキーヤー
ニセコは全体的に国際色豊かですが、こちらHANAZONOは他にも増してさらに海外のスキーヤー・スノーボーダーが多いエリアです。特にランチタイムに山麓にある「レストラン308」に入れば、そこで食事をしている8割方は海外のお客さん!一瞬、自分がいるのは本当に日本かと疑ってしまいます。
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レストランの中は、そのほとんどが海外の客!
さすがに海外からのスキーヤーをターゲットにしたカフェ・レストランだけのことはあり、軽快なBGMが流れるお店は高級な天然木を使ったおしゃれな作り。メニューもアメリカンサイズのグリルハンバーガーや焼きたてピザ、ボリュームたっぷりのステーキなどで、お値段は高めながら「ゲレ食」とは一味違う本格カジュアルダイニングを味わうことができます。

ニセコHANAZONOリゾート
住所 北海道虻田郡倶知安町字岩尾別328-1
電話 0136-21-6655
ホームページ http://hanazononiseko.com/ja/snow/mountain/index.html

 

アフタースキーは日帰り温泉で「混浴露天風呂」

スキーの疲れを癒やすには、なんと言っても温泉が一番。ニセコは、湯本温泉、ひらふ温泉、東山温泉、昆布温泉など数々の名湯があり、日帰り入浴の営業を行っているホテルもあります。その中で筆者のイチオシが、昆布温泉の一角にあるニセコグランドホテルの温泉。

ここは「しっとりの湯」と呼ばれるナトリウム‐塩化物泉の湯と「すべすべの湯」と呼ばれるナトリウム‐炭酸水素塩泉、2種類のお肌に優しいお湯で、その泉質も源泉に地下水を加水しただけの「天然の掛け流し」タイプです。

そんな泉質もさることながら、注目すべきはこちらの庭園露天風呂。広さはなんと100平方メートルもあり、しかもそこは情緒豊かな混浴風呂! 混浴と聞くとためらう女性の方がいるかも知れませんが、ちゃんと女性入浴用の「湯浴(ゆあみ)」をレンタル(有料、100円)してくれますし、こちらとは別に女性専用の露天風呂もちゃんとありますので、心配は無用です。

ちなみに、筆者が取材に行った時も東南アジア系とみられる若い男女のグループがこちらの大露天風呂に浸かりながら「オンセン・パーティー」で盛り上がっていました。ついつい楽しい雰囲気につられて仲間に入り、つたない英語をあやつりながら露天風呂で「裸の国際交流」を果たさせていただいた次第。こんな体験もインターナショナルリゾート「NISEKO」ならでは、ですよね。
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ニセコグランドホテルの名物・混浴露天風呂
ニセコグランドホテル
住所 北海道虻田郡ニセコ町ニセコ412
電話  0136-58-2121
日帰り入浴料  900円 (税込)
ホームページ http://www.niseko-grand.com/onsen/
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