北海道最大のスキー・スノボリゾート、ルスツ
広大なゲレンデと変化に富んだコース。そして何より山頂から見渡す絶景とふわふわのパウダースノー。スキー、スノボを楽しむなら、なんと言っても北海道のビッグゲレンデに限りますよね。今回は北海道ではイチオシのスキー・スノボエリア、そのコース数37コースでリフト、ゴンドラを合わせると18本、総滑走距離は42キロにも及ぶという道内最大規模のスノーリゾート、ルスツに皆さんをご案内しましょう。

北海道最大規模を誇るスノーリゾート、ルスツ
ホテルと直結、ウエストマウンテン
ルスツ・スノーリゾートのゲレンデは尻別岳に連なる橇負山(そりおいやま)、通称ウエストマウンテンと、道路を挟んだ東側に位置するイーストマウンテン(風防留山、ふうぼるやま)、マウントイゾラ(貫気別山、ぬきべつやま)という3つのゾーンに別れています。滑る準備を整えたら、まずはホテルに近いウエストマウンテンからスタート。ルスツのウエストマウンテン
最初は初心者にも優しいウエストのホワイトラバーコース(距離650m、最大斜度12°)で充分に足を慣らしてからウエスト第2クワッドで山頂へ。中腹までは斜度があるコブ斜面もあり、中級者以上の腕試しにはもってこいのコースです。

中級者の腕試しにはもってこい
こちらは日没から照明でライトアップされ、21時まで(3月以降は20時まで)ナイターゲレンデとして楽しむことができます。

ウェストでナイターを滑る
ルスツの中核、イーストマウンテン
ルスツの醍醐味は、ふわふわのパウダースノーと滑走距離2キロを超えるロングディスタンスなダウンヒルスロープに尽きると言っても過言ではありません。そんなパウダーと距離のある滑りを満喫できるのがイースト、イゾラのコースです。
右手イーストマウンテンと左手奥のマウントイゾラ
ウエストのゲレンデから道路を横断してイースト・イゾラエリアに向かうイーストゴンドラに乗り込み、1号線、2号線と乗り継いで一気にイーストマウンテンの山頂まで上ってみましょう。
山頂駅を降りて、まずは思いっきり深呼吸。新鮮な空気と一緒に羊蹄山から流れてくるパワーを吸い込み、山麓まで2.3キロのイーストビバルディを滑り下ります。ここは、ルスツきっての絶景ダウンヒルコース。天気の良い日は正面に尻別岳からウエストマウンテンのゲレンデが、そしてその彼方には蝦夷富士・羊蹄山の雄大な姿を見ることができます。

コース正面にはウェストゲレンデが
腕に自信のある上級者は、ゴンドラを降りた右手の最上級コース・スーパーイーストにチャレンジしてみましょう。最大斜度40度、オフピステ(非圧雪)の名物コースで、難易度はルスツで一番。ほとんど崖に近いこの斜面、上から覗き込むだけでも話の種になりますよ。

ルスツ名物、スーパーイーストの崖を覗き込むボーダー達
ふわふわパウダーとロングダウンヒルコース、イゾラ
さて、ウエスト、イーストとツアーをして、なんて広いゲレンデだ!なんて驚くのはまだ早い。イーストからさらに東の奥には広大なイゾラのゲレンデが待っています。ここの魅力は、ふわふわのパウダースノーとフラットでロングディスタンスなコース、そして天気の良い日には山頂から見渡すその眺望!イゾラゴンドラ、イゾラ第1、第3クワッドリフトの三本が集結する標高994mの山頂から遥か右手には蝦夷富士・羊蹄山が…

右手には蝦夷富士・羊蹄山が
そして左手下には洞爺湖の絶景を眺め下ろすことができます。

そして左手には洞爺湖の絶景が!
イゾラ山頂からはルスツ最長、滑走距離3.5キロの爽快なダウンヒルを楽しめるイゾラグランを筆頭に、2キロ強のスティームボートA、B、そして洞爺湖の眺望を楽しみながら2.7キロを滑り下りるヘブンリービューと、メインだけでも4コースが広がっています。そのどれもが最大斜度26度までのフラットな中級バーンですので、プルークだけでもらくらくダウンヒルが可能。体力のある方なら爽快なイッキ滑りを楽しむことができます。

ロングコースをイッキ滑り!
各コースの脇には支流のようにフレッシュパウダーを満喫できるイゾラA、B、ヘブンリーキャニオンなどの上級コースもあり、ウエスト、イーストも含めると一日ですべてを滑りきるなんてことはちょっと厳しいかも。それぞれのゲレンデをじっくり攻略するには2~3日は欲しいなんて言ったら、贅沢だ!って叱られてしまいそうですね。

洞爺湖の絶景に魅入られて…
ルスツの人気ゲレ食、とろとろたまごのオムライス
さて、イゾラにはもう一つの人気が…と言っても、これはコースでなくランチメニューです。それは、イゾラ第1クワッドリフト乗り場のカフェテリア・スティームボートにあるとろとろたまごのオムライス(税込み1080円)。聞けばホテルの調理人さんがその都度一つ一つたまごを焼き上げているというこだわりようで、濃厚なデミグラスソースとの相性も抜群。ルスツ人気NO1のとろとろたまごのオムライス
レジに並ぶそのトレーの上は見事にオムライスの列。もちろん筆者にとってもこのとろとろたまごのオムライスは「ルスツ定番メニュー」です。
レジで並ぶトレーの上はすべてオムライス!
スノーモービルで雪原を疾走!
ルスツの雪はスキーヤー、スノーボーダーだけのものではありません。ここにはスキー、スノボが苦手という方でも雪と遊べる冬のアウトドアアクティビティのメニューがいっぱい。雪上の乗馬、犬ぞり、スノーシュートレッキングなどなど、数あるアクティビティーの中、今回はスノーモービルを体験しました。初めてでも操作は簡単で、スピードの出ない小型なら小学生でも大丈夫とのこと。原付バイクの要領で、右手アクセルで前進し左のブレーキでストップと、ただそれだけです。周辺を少し走って操作に慣れたら、いよいよインストラクターの後について雪原のコース乗り入れます。
スノーモービルを体験する筆者
最初は恐る恐る先導車の後をついて行きますが、すぐにスピードに慣れ、アクセルは全開。降りしきる雪もなんのその、エンジンを吹かせて雪原を疾走します。雪上バイクは雪煙をあげて一面真っ白な丘陵をどんどん登り、普段は行くことが出来ないビュースポットまで連れて行ってくれました。
スノーモービルに犬ぞり、雪上乗馬……こんな北海道の冬でしか味わえないアウトドア体験をお土産に持って帰ることができるのも、ここルスツならではのことでしょうね。
深雪の中、乗馬を楽しむ観光客
ルスツのデータ
ゲレンデマップ宿泊施設
ノース&サウスウイングホテル、ルスツタワー、ログハウス・コテージ、ハイランドロッジ
別館トラベルロッジ
営業期間:11月中旬~4月8日(営業期間はシーズンによって変更あり)
住所:北海道虻田郡留寿都村字泉川13番地
電話:0136-46-3331
アウトドアアクティビティの予約、問合せ:アクティビティデスク 0136-46-3332
その他:札幌市内主要ホテル、千歳空港から送迎バスあり。要予約。
ホームページ:http://ski.rusutsu.co.jp/