イタリア/イタリアのグルメ・ワイン・レストラン

まるで映画!?本場ローマ、人気ジェラートの老舗攻略法

ローマ観光で欠かせぬスポットでもある激ウマな老舗ジェラテリア・ジョリッティ。相も変わらずイタリアで一、二位を争う美味しさなので、ローマに来たらここに行かずに帰るのは、あまりにもったいないですよ!

河村 英和

執筆者:河村 英和

イタリアガイド

超人気店!激ウマ濃厚ジェラートといえば「ジョリッティ」

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いつも混んでいるローマの超人気ジェラテリア・ジオリッティ (c)Ewa Kawamura


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ジェラートカウンターへ行く前には、まず入り口付近のレジで前払いしレシートをもらいます(※例外的に空いている時間帯での撮影) (c)Ewa Kawamura

もはやローマ観光では欠かせないスポットとなっている美味しすぎるジェラート屋さんといえば、やはりジョリッティ(Giolitti)でしょう。ここではローマはおろかイタリアで一二位を争う美味しいジェラートが楽しめます。ジェラート屋さんとして有名ですが、焼き菓子やモンブランなどの生菓子も扱うパスティッチェリア(お菓子屋さん)でもあり、立ち飲みカフェもできるバールもあり、座ってくつろげるティールームもあります。パンテオンから歩いて3分、コロンナ広場から徒歩2分といった旧市街の心臓部にあるので、観光のついでに簡単に寄れるすごく便利な立地です。歴史も古く、創業は1890年にジュゼッペ・ジョリッティの開いた乳製品店に遡るそうです。

フレーバーの種類の豊富さもすごい!

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どれにしようか迷ってしまうフレーバーの豊富さ! (c)Ewa Kawamura


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フルーツ、ベリーも種類が豊富です! (c)Ewa Kawamura

フレーバーの種類の多さも人気の秘密です。しかも全部美味しくて全くはずれナシというのがまたすごいのです。毎回同じものがあるとは限りませんが、先日陳列されていたフレーバーを書き出してみますと、こんなラインナップでした。ヴァニラ、ホワイトクリーム、クリーム、ヨーグルト、ザバイヨーネクリーム、ティラミス、チョコレート、ホワイトチョコ、ヌガー、コーヒー、キャラメル、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、クルミ、カッサータ(シチリア菓子)、お米、ストラッチャテッラ(チョコチップ)、シャンパン、サロンノのアマレット(アーモンド味のクッキー)。

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ガイド一押しのお米味のジェラート (c)Ewa Kawamura

フルーツ味では、アマレーナ(ブラック・チェリー)、ココナッツ、イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、ミックス・ベリー、ピンクグレープフルーツ、レモン、オレンジ、マンダリンオレンジ、メロン(カンタルーポというオレンジのメロン)、ホワイトメロン、マンゴ、フィーキディンディア(サボテンの実)、ミント、バナナ、リンゴ、ダッテリ(ヤシの実)、キャラメルと無花果、マロングラッセ。どれもここならではの味でとても美味しいですが、ガイドのおすすめは、お米のジェラートです。ほどよい数の粒の食感も良く、本当に絶品です! なおクリーム系では、ヘップバーン主演映画にちなんだ「ローマの休日(Vacanze Romane)」や「イタリア・オペラ」という名のオリジナルブレンドの味もありますよ。

そんな超人気店を攻略する裏ワザ!

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ジョリッティ店内奥にあるジェラートカウンター(※最も空いている時間帯での撮影) (c)Ewa Kawamaura


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夜のジョリッティの玄関前 (c)Ewa Kawamura

昼間は絶え間なくあまりにすごい混雑ぶりなので、みんながあまりジェラートを食べ(たく)ない時間帯を狙うとよいでしょう。ツーリストが夕飯に行く前の時間帯、19時頃が穴場です。値段は、最も小さいサイズ(2種類の味が選べ、生クリームのトッピング無料)で2.5ユーロですが、日本人にとってはまるで大盛りサイズみたいで、もうそれで大満足できます。昼間は大混雑といっても、着席スペースは立ち食いの2.5~3倍ほどの金額になるため、いつも結構空いています。着席してオーダーしたものは、もっと大きいガラスの器(一番小さいので、立ち食い小サイズの倍ぐらいの量があり、フレーバーも3種類ほど選べます)でサーブしてくれますし、なによりもあの長蛇の列に並ばずに済みますので、時間を節約して旅の疲れも癒せ、考え方によってはそのほうがお得ともいえるでしょう。ヘップバーンさながらに、おいしいジェラートをぜひ頬ばってみてください。

<DATA>
Giolitti(ジョリッティ)
住所:via Uffici del Vicario 40, Roma
TEL:+39 06 6991243
営業時間: 午前7時から深夜1時半まで(年中無休)
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