自由に使える2種類の広い共用ルーム
居住者のニーズに応じて多様に利用可能
メインエントランスのある2階には、2室のゲストルームやグランドサロン(理美容の機材が設置済みなので、外部の専門スタッフに出張してもらうことが可能)が、4階には麻雀や囲碁・将棋ができる麻雀ルームなどがあります。興味深いのは、6階から12階までの偶数階にアトリエを、3階から13階までの奇数階にラウンジを設けていること。アトリエは扉のある多目的室、ラウンジは共用廊下と一体化したオープンなスペースとなっています。サークル活動やコミュニティ空間など、居住者のニーズに応じていろいろな使い方ができるようにとの工夫です。
コスモスライフサポートの専属スタッフが、販売時から立ち会って入居される方のニーズをヒアリングして、サークル活動などの内容を考えていくということです。
モデルルームで通常のマンションと比べ、
同じところ、違うところを見つけたい
住戸内はどうでしょう。モデルルームはマンションギャラリーの2階にあります。2階へはエレベーターで行けるのも、シニア向けマンションならではと思いました。2階に上がって、モデルルームに入る前に、共用廊下のモデルを見てください。共用廊下は温度変化が少ない内廊下で、手すりが付いています。
住戸は44.0平方メートルの1LDK~73.56平方メートルの2LDKの160戸。介護施設やサービス付き高齢者向け住宅と比べると、住戸の面積が広いのも特徴です。モデルルームは56Dタイプ(56.18平方メートル・1LDK)と73Iタイプ(73.54平方メートル・2LDK)の2タイプが用意されています。
玄関スツール
左)共用廊下から入って奥のバルコニーの床面まで、全く段差のないバリアフリーになっている。 右)1LD空間。モデルルームは、ベッドを家具で目隠ししてリビングと一体として使う提案
浴室やトイレは、通常のマンション同様の広さですが、手すりが多いことや緊急コールボタンが付いている点が異なります。洗面所は通常のマンションより広いように思います。洗面ボウルの下の扉は、引き戸でスライドして両脇にしまえるようになっていて、椅子に座った状態で利用できる工夫です。
キッチンはしっかり料理ができる大きさで、火を使わないIHクッキングヒーターが設置されています。
浴室
洗面所
キッチン
奥が夫用、キッチンやリビングに近い手前が妻用の設定。その間にどちらからも行き来できる引き戸で仕切られたクローゼットがある。洋室それぞれにも緊急コールボタン付き
アクティブシニアの住み替え先は
何にお金を払うかで異なる
さて、アクティブシニアの住み替え先としては、一般的なマンションに住むこと、高齢者専用の介護施設などに入所することなどの選択肢もあります。高齢者専用の介護施設などには、様々なタイプがあり、費用の支払い方もそれぞれで異なります。介護サービスを充実させているのが共通の特徴で、居室部分は狭く、一人暮らしを想定しているものが多いのが通常です。
グランコスモ武蔵浦和は、一般的なマンションを購入するのと同様に、購入時に諸費用が、購入後に管理費と修繕積立金や固定資産税など必要で、年齢制限もありません。ただし、管理費・修繕積立金と別に月額のサービス提供料が必要となります。物件価格は未定ですが、3000万円前半から6000万円半ばの幅だということです。マンションの棟内の共用施設が多いことなどから、一般のマンションより若干高いそうです。こうしたものを高いと思うか、安いと思うかは人によって異なるでしょう。
また、介護施設ではないので、介護などが必要になった場合、通常の在宅介護として外部の介護事業者のサービスを住戸内(共用部の介護専用型ユニットバス等の利用は可能)で利用することになります。
こうした違いを理解したうえで、自分に合う住み替え先を選ぶのがよいでしょう。元気なうちはあちこち出かけたり、マンション内で友人と趣味や運動を楽しんだり、将来への備えを重視したいというアクティブシニアには、向いている住み替え先だと思います。
こういったタイプの分譲マンションがあまり多くないので、もっと数多く供給されることを希望してやみません。