日本酒/おすすめの日本酒

北陸新幹線駅で名酒の旅「富山」「新高岡」「金沢」編(2ページ目)

北陸新幹線が開業する。第三弾では富山と石川の3駅のおすすめ地酒をご紹介する。東京から金沢が2時間半になるが、地酒と地元の料理を求めゆったり旅もいいものだ。

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド


終点金沢駅は、「かがやき金沢 純米吟醸 純金箔入り」を発売する福光屋

金沢

終着駅、金沢!

さて終点。金沢は北陸新幹線でちょっとしたバブルだという。しっとりとした金沢もバブルで元気のいい金沢もどちらも魅力的だ。そんな見どころの多い金沢だけど、地酒の産地としてももちろん見逃せない。

金沢市には4蔵。地元でのみ販売する(有)武内酒造店。文政年間創業の中村酒造(株)は能登杜氏の技を伝承する。寛永5年から350年の伝統と米にこだわるやちや酒造(株)。

トイレ

金沢駅のトイレも見ごたえあり!

そして、石川のナショナルブランドともいえる福光屋だ。創業寛永二年(1625)。純米蔵宣言、アートギャラリー開催、純米化粧品の発売、本格米焼酎・百年後に飲む熟成酒の発売、フレンチシェフとのコラボ……などつねに革新的な試みを行いつつ、金沢の伝統を踏まえ、酒と食と文化の発信をするメーカーだ。

北陸新幹線開業記念としてなら、「福正宗 かがやき金沢 純米吟醸 純金箔入」だろう。すっきりした飲みやすい味わいはもとより、実際の列車「かがやき」にちなんだ名前、新幹線の車両がデザイン、金沢らしく金箔入りと、お酒ファンのみならず鉄道ファンにもお土産にできる商品設計。すばらしい。

福光屋

目立つスタイリングはさすが

原料米/全量契約栽培米・酒造好適米(国産米100%)
原材料名/米、米麹、金箔
精米歩合/60%
アルコール分/14度
製造法/純米吟醸
日本酒度/+4
酸度/1.5



購入は北陸3県の百貨店・スーパー・観光物産店、北陸新幹線沿線の駅売店、自社直営各店(サケショップ福光屋 金沢店・玉川店・東京ミッドタウン店・福光屋 松屋銀座店)など。

お酒を飲めない方にもおすすめなのが「甘酒」をどうぞ。酒蔵が造る本格粕甘酒だ。

 

さて、北陸新幹線開業記念として、新駅にちなんだ地酒をピックアップした。どの駅もどの地方もその土地の個性をしっかり反映した地酒があることはお分かりいただけたかと思う。

東京・金沢間が2時間半になりビジネスには便利になった。しかし、これだけ名酒の里が並ぶラインだ。日帰りはもったいない。地酒ファンならなおのこと。北陸新幹線と各駅の地酒と言う、ちょっと珍しい切り口を日本酒ファンならゆとりを持って楽しんでもらいたい。

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