お金の悩みを解決!マネープランクリニック/子どもが欲しいがお金のことが不安な人の悩み相談

32歳、妊活のためにフルタイム勤務をやめたいが収入減(2ページ目)

皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回は、残業の多いフルタイム勤務に悩む32歳の女性。ファイナンシャル・プランナー、八ツ井慶子さんが担当します。

あるじゃん 編集部

執筆者:あるじゃん 編集部

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アドバイス1 収入減より妊娠、出産を最優先に考えてほしい

まずは何はともあれ、安心して妊娠、出産ができる環境づくりを最優先してほしいと思います。

妊娠中に1日9時間以上働いた人のうち、早産もしくは流産してしまった人の割合が、順調に出産した人の割合の3倍超となっているというデータもあります(※)。残業をともなうフルタイム勤務が原因と考えるなら、そういう勤務からは離れてみることは必要でしょう。

退職すべきか、パートもしくは時短勤務かということであれば、とりあえず時短勤務で様子を見てもいいかもしれません。時短であれば、パートよりも正社員として残るわけですから、出産後に職場復帰もしやすいのではないでしょうか。
 

アドバイス2 現在の支出ペースを基本に家計管理を

心配されている収入減ですが、現在の家計を見る限り、さほど心配は要りません。現時点で、ご主人の月収だけでも月7万円貯蓄できる計算になります。
これは家計に無理、無駄がない証拠。共働きだと多くなりがちな食費も抑えているし、水道光熱費も高くありません。「やりくりが上手くない」とのことですが、その正反対でとても優秀。何かだか褒めてばかりですが、貯蓄内容も大変立派です。

今後、どのような働き方となっても、必要以上に節約などせず、現在の支出ペースを維持していくことが大事。貯蓄ペースは当然落ちますが、それでも十分貯蓄は増えていきそうです。
 

アドバイス3 教育費、住宅購入などの資金づくりは計画的に

ただし今後、お子さんが生まれれば教育資金、もし住宅購入を希望されているなら、その資金がそれぞれ必要になります。その結果、貯蓄が大きく減ることもあるでしょう。それでも慌てず、しっかりマネープランを立てて、計画的に準備していくことが大切です。それも、「GAMIさん」さんであれば、問題なくクリアできると思いますよ。

(※)日本労働組合連合会「2015年・働く女性の妊娠に関する調査」より。

教えてくれたのは……
八ツ井慶子さん
 
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ファイナンシャル・プランナー。大学卒業後大手信用金庫に入庫。本当にお客様にとっていいものを勧められる立場になりたいとの思いから、個人相談が中心のファイナンシャル・プランナーとして独立。近著に『ムダづかい女子が幸せになる38のルール』(かんき出版)と『サラリーマン家庭は"増税破産"する! 』(角川oneテーマ21)がある。テレビ、新聞、雑誌などでも活躍中。All Aboutマネーのガイドを務める



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取材・文/清水京武 イラスト/モリナガ・ヨウ
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