残業の多いフルタイム仕事はやめたいが収入が減るのが心配

妊活のために、仕事を減らしても大丈夫?

妊活のために、仕事を減らしても大丈夫?

皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回は、残業の多いフルタイム勤務に悩む32歳の女性。ファイナンシャル・プランナー、八ツ井慶子さんが担当します。
※マネープランクリニックに相談したい方はコチラのリンクからご応募ください。(相談は無料になります)

■相談者
GAMIさん(仮名)
女性/32歳/会社員
賃貸住宅

■家族構成
夫(37歳/会社員)

■相談内容
流産を2度経験し、残業の多いフルタイムでの仕事をしながらの妊娠は難しいと思い、退職か同じ職場でパート、もしくは時短勤務で働こうと考えています。ただ、そうなると収入減となるため、不安はあります。また、私自身、あまり家計のやりくりが上手くなく、本来ならもっと貯まっていていいのではと思ったりもします。アドバイスをよろしくお願いします。


■家計の収支データ
「がみさん」さんの家計収支

「GAMIさん」さんの家計収支



■家計収支データ補足
(1)ボーナスの使いみち
23万5000円財形貯蓄に。残り、10万円旅行、10万円生活雑費関連、残り夫のこづかい

(2)保険料2万9000円」の内訳
夫/定期付終身(終身500万円、定期1600万円、医療特約入院1万円)
=保険料1万円
妻/終身(死亡保障300万円、医療特約入院5000円)=保険料1万
2000円
妻/個人年金(H55から10年確定/年22万8000円)=保険料4925円
夫婦/傷害(共済)=保険料1000円×2

■FP八ツ井慶子からの3つのアドバイス
アドバイス1 収入減より妊娠、出産を最優先に考えてほしい
アドバイス2 現在の支出ペースを基本に家計管理を
アドバイス3 教育費、住宅購入などの資金づくりはしっかり計画的に

 

アドバイス1 収入減より妊娠、出産を最優先に考えてほしい

まずは何はともあれ、安心して妊娠、出産ができる環境づくりを最優先してほしいと思います。

妊娠中に1日9時間以上働いた人のうち、早産もしくは流産してしまった人の割合が、順調に出産した人の割合の3倍超となっているというデータもあります(※)。残業をともなうフルタイム勤務が原因と考えるなら、そういう勤務からは離れてみることは必要でしょう。

退職すべきか、パートもしくは時短勤務かということであれば、とりあえず時短勤務で様子を見てもいいかもしれません。時短であれば、パートよりも正社員として残るわけですから、出産後に職場復帰もしやすいのではないでしょうか。
 

アドバイス2 現在の支出ペースを基本に家計管理を

心配されている収入減ですが、現在の家計を見る限り、さほど心配は要りません。現時点で、ご主人の月収だけでも月7万円貯蓄できる計算になります。
これは家計に無理、無駄がない証拠。共働きだと多くなりがちな食費も抑えているし、水道光熱費も高くありません。「やりくりが上手くない」とのことですが、その正反対でとても優秀。何かだか褒めてばかりですが、貯蓄内容も大変立派です。

今後、どのような働き方となっても、必要以上に節約などせず、現在の支出ペースを維持していくことが大事。貯蓄ペースは当然落ちますが、それでも十分貯蓄は増えていきそうです。
 

アドバイス3 教育費、住宅購入などの資金づくりは計画的に

ただし今後、お子さんが生まれれば教育資金、もし住宅購入を希望されているなら、その資金がそれぞれ必要になります。その結果、貯蓄が大きく減ることもあるでしょう。それでも慌てず、しっかりマネープランを立てて、計画的に準備していくことが大切です。それも、「GAMIさん」さんであれば、問題なくクリアできると思いますよ。

(※)日本労働組合連合会「2015年・働く女性の妊娠に関する調査」より。

教えてくれたのは……
八ツ井慶子さん
 
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ファイナンシャル・プランナー。大学卒業後大手信用金庫に入庫。本当にお客様にとっていいものを勧められる立場になりたいとの思いから、個人相談が中心のファイナンシャル・プランナーとして独立。近著に『ムダづかい女子が幸せになる38のルール』(かんき出版)と『サラリーマン家庭は"増税破産"する! 』(角川oneテーマ21)がある。テレビ、新聞、雑誌などでも活躍中。All Aboutマネーのガイドを務める



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取材・文/清水京武 イラスト/モリナガ・ヨウ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。