ダウンロードスターターという発明
190万ダウンロード達成で、テラバトルのマスコット的キャラクター、ひそ星人グッズ化開始!
ダウンロード数が増えれば色んな企画が立ち上がっていくことは普通のことで、そういう意味では他のゲームとそれ程大きな違いはありません。しかし、最初からその道筋を公開してユーザーと共有することで、プレイヤーが増える喜びを分かち合い、盛り上がりを作っています。
もう1つ注目したい点は、このダウンロードスターターにある要素は、逆に言えばスタート地点では全て存在しなかったということです。協力プレイや対戦プレイ(対戦プレイは2015年2月27日時点でも未実装)、現在参加している作曲家、イラストレイターなども、多くの人は最初はいませんでした。テラバトルは非常に小さく始まっているのです。
大きく始めるモバイルゲーム
群雄割拠のモバイル端末向けゲーム。人気作に埋もれないようにするのは大変です
モバイル端末向けゲームがどんどん増えていくと、ユーザーの取り合いになり、最初から様々な話題作りをし、広告をたくさん打って、事前登録をできるだけたくさん稼いでスタートダッシュを決め、App Storeなどのアプリ配信サービスのランキング上位に食い込んでいくという手法が取られます。
そうすると「小さく始めて大きく育てる」というやり方は中々難しく、大手メーカーは「大きく始めてもっと大きく育てる」を目指していきます。恐らく今後、この流れは加速して、ゲームの規模はさらに膨張していくことが考えられます。
そんな中で、「小さく始めて大きく育てる」を実践しているテラバトルの地道な成功は、大変に貴重な例であると言えます。