サクラを見分ける豆知識 ~まちのサクラと野のサクラ
ここで、ちょっとサクラについての豆知識。鎌倉に咲くサクラのうち、野山に自生するサクラは、花と一緒に若葉が出て、赤い葉が出るヤマザクラか、緑の葉が出るオオシマザクラかに見分けられます。
また、鎌倉山の桜並木をはじめ、まちでよく見られる一般的なサクラは、花と一緒に葉が出ないソメイヨシノが多くみられます。
最近では、さまざまな品種が植えられていますが、この3つを覚えておくと、まちや野山でごく普通に見られるサクラを見分けることができます。
ちなみに鎌倉市の花は「ヤマザクラ」。ヤマザクラとオオシマザクラの総称です。
今回のコースは、鎌倉山桜並木ではソメイヨシノ、夫婦池公園ではヤマザクラやオオシマザクラを見ることができて、この3種類を見比べてみるのにぴったり。ちょっとお花に近づいて、葉っぱを見てみてくださいね。
心ゆくまで春の野原を楽しんだら、公園を後にしましょう。パークセンター前のちょっと急な舗装路を10分弱登れば、バス通りに出ます。
鎌倉山の桜並木 ~華やかなサクラに包まれて帰途へ
この辺りが、有名な鎌倉山・桜並木の中でも、サクラの特にきれいな場所。うららかに咲くサクラに包まれながら、並木道を歩いていきましょう。途中には、おいしいパン屋さん「葉山ボンジュール」などがあります。並木道歩きを楽しんで、お蕎麦屋さん「らい亭」を過ぎると、スタート地点の見晴バス停に戻れます。
ここからバスで鎌倉駅で戻っても良いし、さらに桜並木を進んで、鎌倉山ロータリーバス停まで足を伸ばしてから、バスで戻ってもいいですね。有名な「ローストビーフの店 鎌倉山」で優雅にランチをしたり、カフェで休憩したりするのもすてき。この辺りはバスの便が少ないので、帰りのバスの時刻も、事前にチェックしておくのが吉。なかなかバスがなかったら、モノレール西鎌倉駅まで歩きましょう。
鎌倉山の桜並木、バスで訪れてバス通りを歩くのが一般的なルートですが、夫婦池公園に足を伸ばせば、ほっこり和む春色ハイクが気軽に楽しめます。ちょっと自然派のお友達や恋人を案内したら、「こんなところがあるんだ!」と、喜んでくれるはず。うららかな春の散策日和、ぜひ出かけてみてくださいね。
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■鎌倉山ロータリーバス停まで足を延ばした場合:鎌倉山ロータリーバス停(地図上では「鎌倉山交差点):Yahoo!地図