スウェーデン発、ご飯が入ったおやつ?!リーシフルッティ(Risifrutti)
ずらりと並ぶリーシフルッティ、いろんな味を試したい
この入れ物がポイント。半分にミルク粥、半分にジャムが入っています
スウェーデンの食べ物の中でも、たいていの日本人の方が驚くのがこちら、リーシフルッティ。1992年に初めて発売された乳製品で、蓋をあけると冷たいミルク粥とジャムが別々に出てきます。ミルク粥はほのかにバニラの味がし、ジャムと混ぜながら食べるとスウェーデン人が大好なおやつになります。冷たいミルク粥と思うかもしれませんが、ジャムと一緒に混ぜて食べると意外とはまります。ジャムはイチゴ、チェリー、ブルーベリー、ラズベリー、洋梨、森のベリー、ラズベリー/ルバーブの7種類があり、乳製品売場に置いてあります。 このお菓子の誕生の秘密は入れ物。スウェーデンの食品会社BOBが商品開発のためにドイツを訪れた際に、2分割式の入れ物を見つけました。それまでスウェーデンにはこんな入れ物がなかったので、大きめの部分にはミルク粥を、小さめの部分にはフルーツソースを入れたのが、このリーシフルッティの始まりでした。発売当初はいちごとチェリー味だけでしたが、すぐに大人気になり、3年後には様々な味が作られるようになりました。人気は国内に止まらず、お隣の国ノルウェー、デンマークやフィンランドにも広まりました。甘さ控えめやラクトースフリーバージョン、姉妹商品のセモリナ粉で作られた「マンナフルッティ(Mannafrutti)」もあります。
日本の梅味に通じる、スウェーデンのディル味ポテトチップス
ずらりと並ぶポテトチップス類、手始めにディル味はいかがでしょうか
ディル味のポテトリップスは緑のパッケージが目印
最後にご紹介するのが、ディル味のポテトチップス。スーパーマーケットの一角にどーんと存在感を見せています。「金曜日の団らん」をキャッチコピーにしたコマーシャルが総して、こういったポテトチップスを家族みんなで金曜日に食べるのが新しい伝統になりつつあるスウェーデン。各種ある味の中でも、北欧で魚料理によく使われるディルという香草味は、日本の梅味に通じる何かがあります。 各社いろいろと出しており、エステレッラ(Estrella)社のディルチップスやオーエルベー(OLW)社のディルとサワークリーム味やディルとチャイブ味がその代表になります。日本では食べられないポテトチップスを片手にホテルでゆっくり過ごす旅の夜もよいのではないでしょうか。
スーパーマーケットで気軽に買えて、お値段も手頃なこれらの珍しいお菓子、ぜひお試しあれ!
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