イタリア語

5分遅刻が礼儀!? イタリアのホームパーティーのマナー(2ページ目)

イタリア人も、自分の家に人を招いてホームパーティーをするのが大好きです。それは誰かの誕生日や記念日に限らず、休日などで友達と都合が合えば、4~5人の規模から多い時には10人以上招いてワイワイ遅くまで楽しく過ごすのがイタリア流です。そんな席では、どんなものが手土産に喜ばれ、どういった振る舞いが相応しいのか、ご紹介したいと思います。

西村 清佳

執筆者:西村 清佳

イタリア語ガイド

食事の前には食前酒

ホームパーティー料理写真

ホームパーティーの一例(ガイド撮影)

家に着いたら、家の主に挨拶して手土産を渡します。もし初めて伺った家だと、そこで家の中を案内してくれることもあります。イタリア人の家にお邪魔すると、こんな時に備えて家中はいつでも片付いています。他の招待客が揃うまでは、特にテーブルにはつかないままお喋りタイムです。主はきっと、このための食前酒とオリーブなども用意しているでしょう。

全員が揃い、食事の準備が整ったところで、やっと主の号令がかかります。
A Tavola! ア ターヴォラ!
(席に着いてください)

家に招かれた時刻から、この号令まで30分ぐらいたっているのは普通のことです。特にパスタ料理に関しては、招待客の全員が揃ってから茹で始めるのです。ですから人数が多い時には、あらかじめ作っておけるラザニアなどのオーブン料理も定番です。

テーブルでのコミニュケーション

食事が始まったら、グラスに水やワインなど飲み物を注ぎます。手酌で注いで構いませんが、他の人のグラスには何も言わずに注ぐのではなく、一言先に声をかけるのがスマートです。特にお酒に関しては、飲めないと言う人に無理に注ぐのはマナー違反です。

Preferisci gassata? O naturale? プレフェリーシ ガッサータ?オ ナトゥラーレ?
(ガス水とガスなし、どちら?)

パンや水など、自分の席から少し離れたところに置いてあるものが欲しい時には、手を伸ばしたり、席を立つのではなく声をかけてとってもらいましょう。

Mi passi il pane, per favore? ミ パッシ イル パーネ ペルファヴォーレ?

(パンを取ってもらえる?)
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