亀山早苗の恋愛コラム/亀山早苗の恋愛情報

別れるくらいなら殺してしまいたい…!?(2ページ目)

1月後半から2月にかけて、都内で起こった女性による男性への殺傷事件。2月の事件では、女性は「別れるくらいなら殺してしまおうと思った」と供述しているようだ。恋愛におけるエネルギーとテンションには大きな個人差がある。それはいったいどこから来るのだろう。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

恋愛ガイド

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強烈な恋愛感情を知りたい女性も

今年の新成人の2割が、「過去、誰も好きになったことがない」そうだ。クラスに好きな異性ができてどきどきした経験も、好きになって告白したもののフラれた経験もないまま、20歳になった人が2割もいることに、私は驚いた。

恋にかける情熱は人それぞれ

恋にかける情熱は人それぞれ

「私もそうですよ」。
知人のサユリさん(仮名=27歳)がそう言った。高校までは公立に通い、大学は私立。ずっと共学だったのに、誰かを好きになったことはないのだという。

「友だちはつきあったり別れたり、中には死ぬの生きるのと大騒ぎしていた子もいたけど、私はずっと醒めた目で見てました。誰かを好きになりたい気持ちはあった。でも結果的に、寝ても覚めても誰かのことを考えたことはないんです。つきあったことはあるけど、何度かデートしているうちにめんどうになってしまって。深い関係になったことはありません」。

通信関係の会社に勤め、男女問わず友だちは多い。周りからは「モテるでしょ」と言われたこともある。だが、彼女自身は「デートが面倒」「休日は趣味のテニスをやるかライブに行くか。そのほうが楽しい」そうだ。

だが、心の中では「強烈な恋愛」に憧れている。
「すっごく好きな人ができて、この人がいなかったら生きていけないと思うくらいになってみたいとは思います。でもそういう相手がこの世にいるんでしょうか。私みたいに醒めた女を変える人に出会えるとは思えなくて……」。

強烈な恋愛感情に振り回されたことのある人から見たら、醒めた人間のことが羨ましいかもしれない。だが、醒めた人にとっては、誰かを好きになることによって自分の人生観までもが変わったり、ジェットコースターのように感情が上下したりすることに、多少憧れる気持ちがあるのかもしれない。

「別れたら次の人」
失恋を引きずりがちな人は、そんなふうにドライに生きていきたいと思うだろう。

「いっそ誰のことも好きにならない性格ならよかったのに」
そんなふうに考える人もいるだろう。

「別れるくらいなら、いっそ殺してしまいたい」
何があっても、そんな行動を起こしてはならない。だが、その気持ち自体は、恋愛の根源なのかもしれない。

持って生まれた性格なのか、あるいは育っていく過程で違いが生じるのか。恋愛におけるエネルギーとテンションは、本当に個人差が大きい。

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